脚本家・坂元裕二のドラマ4選 『カルテット』ロスのママにおすすめ!
ママたちのあいだでも話題沸騰の連続ドラマ
『カルテット』もいよいよ最終回を迎えました。毎週楽しみにしていた作品が終わってしまうと、心にぽっかり穴があいてしまいそう…なんて、心配してしまうかも!?
そんなときは、同作の脚本を手掛けた
坂元裕二さんの作品をチェック! テンポのよいかけあいなど、カルテットにハマった人なら共感できるツボが満載です。
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■『Mother』(2010年春・日本テレビ系)
キャスト:松雪泰子、山本耕史、倉科カナ、芦田愛菜、尾野真千子、綾野剛、田中裕子 ほか
芦田愛菜ちゃんを天才子役として世に知らしめた作品。虐待を受けている教え子を守るためとはいえ、誘拐という手荒な手段をとるという、衝撃の展開が話題となりました。
どんな手を使ってもこの子の母になると決意した主人公、自分を捨てた実母との出会い、虐待児の実母の思いなど、さまざまな立場の「母」たちの葛藤が描かれています。
人間の本質をえぐるようかのような鋭い表現は、坂元作品の醍醐味のひとつです。
放送当時も話題になっていたので、見たことがある人は多いかもしれません。しかし、ママになった今、改めて見返すと、主人公以外のママたちにも感情移入してしまうかも?
■『最高の離婚』(2013年冬・フジテレビ系)
キャスト:瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛、八千草薫 ほか
「離婚」という重いテーマを、コメディタッチで描いた作品。
結婚とは何か? 家族とは? という問いを改めて考えさせられます。
このドラマのポイントは、登場人物たちのテンポのよい掛け合い。これは『カルテット』でも見られた、坂元作品の特徴のひとつでもあります。
コミカルな描写が多くて気楽にみられる作品ですが、心にぐさりと刺さる名言も豊富。「二人でするのは食事、ひとりでするのはエサ」、「妻って結局、鬼嫁になるか泣き嫁になるかの二択」など、深いセリフの数々にうなずくばかりです。