連載記事:パパママの本音調査
小学生の塾通いはまさに下克上。中学私立受験ってアリ? それともナシ?【パパママの本音調査】 Vol.71
■私立受験派の親も子どもを優先
一方、私立受験を考えている親たちも子どもの気持ちを考えて受験をさせたいという声が多かったです。勉強するのは子ども自身なので、無理強いしながらでは合格するどころか、親子関係の崩壊にもなりそう。
「公立の中高一貫を受験させました。学校見学へ行き、自分で受験するのを決めました。
親がレールを敷いたことになるのかもしれませんが、自分で決めたとやらされたとでは違うと思ったからです」(茨城県 40代女性)
「子どもの希望次第ですが、教育はかけがえのない、得てしまえば誰からも奪われない一生の財産です」(東京都 30代女性)
「子どもが自分らしくいられる場所を考えると、受験という選択肢もアリになりました」(宮崎県 40代女性)
■子どもと同じ目標を持てる楽しさ
ブログなどでは激化する受験戦争が注目されがちですが、子どもと二人三脚でがんばるというのもいい思い出のよう。親はあくまで子どものサポート役に徹するといい結果が生まれるのかも。
「小5の初めに受験してみたいと。周囲の気の合う友人が私学受験を目指す子が多かったからかもしれません。息子と同じ目標に向かってする努力は、私もなんだかとても楽しかったです。大変さばかりが際立つ私学受験ですが、決して悪いことばかりではないのかもしれません」(神奈川県 40代女性)