雲さんは、小さい頃、どんな子どもでしたか?
ご両親から「お姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」と言われたり「妹の面倒を見て偉いね」と褒められたりすること、ありませんでしたか?
小さな頃の雲さんの中には“お姉ちゃんなんだから、妹の面倒をちゃんとみなくてはいけない”という思いが、強くあったのではないかと感じています。
そしてその気持ちの裏には、“お母さんを助けたい”という思いと、“お母さんに認めてもらいたい”という気持ちが隠れているのではないかなと思うのです。
・お母さんの役に立ちたかった
・お母さんに喜んで欲しかった
・お母さんに「偉いね、大好きだよ、雲ちゃんが一番大事だよ」と言って欲しかった
でも、お母さんはわかってくれなかった。ただただ頑張るしかなかった。
そんな小さな頃の雲さんの気持ちが「お母さんを助けられない無力な私」「頑張ってお母さんに認めてもらわないと価値がない私」という前提を作り上げてしまったように思うのです。
妹さんに対する不安の根っこにあるのは、この前提が疼くから。
お姉ちゃんの役割を一生懸命頑張ってきたのに、わかってもらえなかった寂しい気持ち、自分はダメなんだという悲しい気持ちを思い出して、いてもたってもいられなくなるのです。
でも、もう、お姉ちゃんとしての役割を降りる時期がやってきたのです。
雲さんはもう自分の人生を歩んでいいのです。
・お母さんの役に立たなくてもいい
・お母さんに認められなくてもいい
そんな魔法の言葉を贈りたいと思います。
そして、もう一つ、考えてほしいことがあります。それは「もし妹さんが元気だとしたら、雲さんは何をして過ごしたいか?」ということ。
・雲さんがしてみたいことは?
・行きたい場所は?
・チャレンジしてみたいことは?
できるできないは考えずに、たくさん書き出してください。
その自分になったつもりで、日々を過ごしてほしいのです。実際にそれをやってみるのも良いですね。
最初は、うまくいかないかもしれません。
つい、これまで通りに「最悪の状況が起きたらどうしよう」という不安に飲み込まれてしまうかもしれません。
そんなときは、自分を責めずに「不安だ、怖い」と口に出してみましょう。そうして不安な自分を受け止めたら、再びチャレンジしてみてくださいね。
雲さんが心からの笑顔でいることが、妹さんへの何よりものサポートになると信じています。
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