美しい色彩を間近で観ることができるのも、アート展の魅力! 『アナと雪の女王』エリアなどで披露されている色鮮やかなデジタルのコンセプト・アートは、豊かな発色で観る者を惹き付けます。
《アナと雪の女王》
そして欠かせないのがグッズコーナー。線画をメインとしたグッズが多いのは、アート展ならではと言えそう。
ポストカードなどは、アート展に展示されている作品をあしらったもの。展覧会で感じた興奮を、そのまま持ち帰ることができます。
会場限定グッズが並ぶ中、ガチャガチャも発見! 中身はマグネットで、こちらも会場限定商品。子どもも大人も満足できる、充実のラインナップは必見です。
日本科学未来館 展示企画開発課 課長の内田まほろさんは「なるべくお子さんたちにも観ていただきたいので、展示の高さを少し低めに設定しています。特に新しい作品のエリアは家族で観ている作品ばかりだと思うので、そんな映画が出来ていく過程を楽しんでいただけたら。
“お母さんは、このキャラクターが好きだったんだよ”とか、親子での対話にも繋がると思うので、2世代、もしくは3世代できていただきたいと思っています」とニッコリ。子どもでも楽しめるかしら?と心配していたパパ・ママもこれなら安心ですね!
「夏休みなどにはお子さんが参加できるようなワークショップなどができればと考えていて、今計画中です」という嬉しい情報も。まさに親子で楽しめる展覧会になりそうです。
左側が日本科学未来館 展示企画開発課 課長 内田まほろさん、右側がウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのマネージング・ディレクター メアリー・ウォルシュさん
■メアリー・ウォルシュさんが語る“子どもとアート展”
展示作品を所蔵するウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのマネージング・ディレクターであり、本展覧会の企画・制作を手掛けたメアリー・ウォルシュさんにインタビュー。アニメーション作品の魅力と、子どもたちへのおすすめポイントを聞きました!
――展覧会について、子ども達に伝えたいことはありますか?
「この展覧会は、我々の手掛けている映画同様、年齢を問わず楽しんでいただける内容になっています。
来場することで、ひとつの作品ができるまでにはたくさんのアートが描かれ、美術や芸術、そしてアーティストの努力と情熱があってこそということを目の当たりにできます。
映画を楽しんでいただいたお子さんはもちろん、芸術・美術に関心があるお子さんにとっては、とてもいい機会だと思います」
――『美女と野獣』をはじめ、最近は実写化する作品も増えていますね。
「いわゆる古典的な作品をまったく新しい世代に向けて、新しい形で提供するということだと思います。今まで送り出している作品はどれも素晴らしいと思っています」
――そんな中、アニメーションにしかない魅力はありますか?
「実世界ではなく、アニメーションだからこそできるシーンもたくさんあります。そしてアニメーションは、すべて作り手の芸術的な判断で作られていくものです。ですから『ベイマックス』と『ズートピア』などは似たようなツールを使いながらも、それぞれ世界観がまったく違う作品を作ることができるのです」
© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
――技術が進化していく中でも、ディズニー・アニメーション作品が変わらずに守り続けていることはありますか?
「現在のアーティストたちも、ウォルト・ディズニーと一緒に仕事をしたアーティストたちも、3つの信念を持っています。
それは、説得力のある美しい世界を作ること。
心に訴えるような魅力的なキャラクターを描くこと。
そして、観たいと思うような素敵なストーリーを作ること。
この3つの理想が、ディズニー・アニメーション作品の礎になっています」
『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』は、日本未来科学館で9月24日まで開催。その後は、大阪・新潟・宮城を巡回する予定なので、身近な作品にいのちが吹き込まれる瞬間を、親子で覗いてみてはいかがでしょうか。
『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』
<東京展>日本科学未来館 1F 企画展示ゾーン/9月24日(日)まで/10:00〜17:00(入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで)/休館日・火曜日(ただし、5月2日、7月25日、8月1日、8日、15日、22日、29日は開館)/ 東京都江東区青海2‐3‐6/大阪、新潟、仙台で巡回
公式HP:
http://da2017.jp/
All Disney artwork © Disney Enterprises Inc.
映画『美女と野獣』
監督:ビル・コンドン/出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス
原題:Beauty and the Beast
公開日:2017年4月21日(金)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
昔の子ども、今の子ども。