連載記事:コスパ服でおしゃれしたい!
プチプラは衝動買いに注意! スタイリスト高橋愛が教える外さないセレクト術【コスパ服でおしゃれしたい! Vol.1】
子どもとの暮らしは喜びや育児の楽しさを知る反面、めまぐるしい毎日に、ふと気づけば自分のことはおざなりに。「ママになったら
おしゃれはしばらくおあずけ」なんて思っているなら、それは大間違い。
忙しくたって、いつでもハツラツとした女性でいたいもの。ママだからこそ広がるおしゃれの楽しみ方を、自身もママであり、人気
パーソナルスタイリストでファッションライターとしても活躍する
高橋愛さんにお伺いしました。
『迷わないおしゃれ』 高橋愛 著/WAVE出版
初の著書、
『迷わないおしゃれ』では、「定番アイテムで、センス良く」、「がんばらなくても自然にあか抜ける」テクニックが満載。そしてこの一冊には、ママにも共通の
センスアップの秘訣がいっぱい詰まっています。
■「ママらしい服装をしなくちゃ」と自分にセーブをかけないで
高橋さんは、現在小学校4年生の男の子と暮らしています。
アパレルで販売の仕事に長く携わっていたころは、「何を着ていいのかわからない」「これまでの服が似合わなくなった」と、ママたちのファッション相談も数多く受けていたといいます。そんな高橋さんにも産後、迷いの時期がありました。
取材時の高橋さんのファッションは、爽やかな白シャツにデニムという定番スタイル。一見するとベーシックなカジュアルファッションですが、実はママが取り入れたいテクニックが随所に。
「“母親はこうあるべき” “母親らしいファッションをしなくちゃいけない” って自分で自分を縛りつけていたと思うんです。体系の変化もあるし、毎日育児に向きあっているからか、ファッション誌を見ても自分と重ね合わせられず、今ひとつピンとこなかったんですね」
© fotofabrika - Fotolia.com
「今振り返ると、“ママだから”と
制限することって特になかったと思います。もちろん、TPOをわきまえることは大切ですし、子どもよりも自分の服が気にかかってしまうような繊細な素材や高価なものはNG。
アクセサリーも子どもが幼稚園くらいまではつけていませんでしたが、それでもファッションは楽しめますよ」
■子育て期はカジュアル制覇がカギ? 抱っこ紐ママも使えるシャツ選び
動きやすさや自宅での洗濯のしやすさなどを考えると、子育て期は特に
カジュアルな服装がメインになってきます。
「抱っこ紐スタイルも、キレイめよりカジュアルのほうがフィットする気がしますし、これを機にカジュアルスタイルに目を向けるのもいいと思います。定番のシャツやボーダーに、スニーカー、というスタイルも増えますよね」
「シャツのオススメは、ストライプなどの柄ものや、ダンガリーシャツのような
素材感のあるものです。柄ものなら、
汚れが目立ちにくいだけでなく
ノーアイロンでもさまになります。襟がある服を着ると、それだけで少し
“きちんと感”が出るので、シャツはよく着ていました」
■定番のボーダー選びのあか抜けポイント
「ボーダーをパンツに合わせてカジュアルに着たいなら、どこかに少しだけ
“女性らしさ”を加えるのがオススメです。たとえば、
・ボートネックになっている
・七分袖で手首が見える長さ
・少しだけシルエットがシェイプされている
ちょっとだけ
「抜け」があると、すっきりと洗練されます。
パンツスタイル以外なら、動きやすいフレアのスカートに合わせたり、フラットシューズを選ぶときも、スニーカーではなく
バレエシューズを履くのもいいですね」