一方的に話してしまい、人の話が上手に聞けません【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の話を上手に聞けない」という、かなやんさん(25歳・保険屋)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。
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■かなやんさんのお悩み
人の話の聞き方が分かりません。
昔から、仕事でもプライベートでも一方的に話をしてしまう私がいます。人の話を聞こうとすると自分の話ができずイライラしてしまい、畳み掛けるように話をしてしまいます。
心当たりがあるとすれば、私の父です。父は、私や人の話をさえぎってでも自分の愚痴や雑学を話すような人です。
仕事をしていても「お客様相手にこれではマズい」と感じており、何かアドバイスが欲しいです。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんより
かなやんさん、初めまして。ひらいなずです。ご相談の内容をじっくりと読ませていただきました。
「人の話をじっくりと聞くことができないこと」を気にしていらっしゃるようですが、実は本当に辛いのは、「自分の話を聞いてもらえない」ということではないでしょうか?
かなやんさんは、人の話を聞こうとすると自分の話ができずイライラしてしまい、畳み掛けるように話をしてしまう。お父さんは、かなやんさんや人の話をさえぎってまで自分の愚痴や雑学を話そうとする。
ここに、かなやんさんの”心の前提”を探し出すヒントがあります。
かなやんさんは、小さい頃から何度もお父さんに話をさえぎられてきたようですね。
その経験を通じて、かなやんさんの中に「自分はわかってもらえない人」「話を聞いてもらえない人」だという前提ができあがってしまったように思います。
この前提があると、「わかってもらいたい」「わかってもらわなければ」という思いが強くなり、自分の話を畳み掛けるように話したくなってしまうのです。