■電車脱線事故が発生! 数々の別れを描いたスペシャルドラマ
SPドラマでは、
電車の脱線事故が発生。5人全員が現場に向かい、混乱状態のなか、
白石は現場監督ともいえる
トリアージを任され、葛藤の中で優先順位を見極めていく。
藍沢は、脳外科医の指示を受けながら工事用のドリルで男児の頭蓋内出血を吸引するという荒業を披露。「何もしなければ死んでしまう、それならできることをやる」という
姿勢にブレがない。
そして藤川は、現場に訪れた黒田の指示で、心臓を損傷した患者の手術を行う。自分を奮い立たせながら指示の通りに手術をこなし、無事患者を救うことに成功した。
そんなとき、
緋山が突然の揺れによって電車から落下。胸を強打し、
心肺停止状態のところを発見され、一命を取り留めた。
ヘリで搬送後に手術を受け、仲間や父親が見守る中、ゆっくりと目を覚ました彼女は仕事復帰できるまでに快復した。
一方、1stシーズンで認知症を患った藍沢の祖母の記憶が回復。藍沢は「一緒に住もう」と提案するが、祖母は自ら特別養護老人ホームに入居することを選び退院して行くのだった。
■フェロー修了認定、それぞれの旅立ちを描いた2ndシーズン
フェローの修了認定日が迫るなか、事故のせいでヘリの搭乗回数で遅れをとってしまった緋山は焦るばかり。そのころ藍沢は、亡くなったと教えられてきた両親について、母親は自殺であり、父親は健在だという衝撃の真実を知る。
一方緋山は、脳死の子どもの延命を中止した際、書面にサインをもらわなかったことから
訴訟問題に巻き込まれてしまう。結局訴訟に発展することはなかったが、これがトラウマとなって患者に恐怖心を抱くように…。
だが、その後、飛行機墜落事故現場で出会った母親の「この子を救えるのはあなたしかいない」という言葉に意を決してメスを握り、救命に成功した。
白石は、医師である自分の父親に反発心を抱いていたが、父親は末期がんを患っていることを知る。そんな父に対して「ひどいことを言った」といままでの言動に思い悩む。しかし、飛行機事故現場でともに治療に挑むこととなり、偉大な父親を目標に進み続けることに。
最終話では、藍沢、白石、藤川が
フライトドクターに認定。事故によるブランクもあり認定を逃した緋山も、前向きにフェローとして勤務を続けていた。
■ついに始まる3rdシーズン! 豪華新キャストも登場
医師として10年以上勤務を続けてきた彼ら。藍沢は、救命ではなく
脳外科医としてオペを重ねてきた。白石は
救命スタッフリーダーになり、緋山は翔北病院を離れて周産期医療センターで
産婦人科医として勤務。
冴島は、いまなおフライトナースのエースとして活躍し、藤川は救命救急センターを支える
整形外科専門の救命医に成長した。
3rdシーズンでは、フライトドクターを目指すフェロー役として、
有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、
成田凌、
新木優子、そしてフライトナースを目指す
馬場ふみかという期待の若手俳優陣が新加入。いまをときめく人気キャストたちが5人とどのように関わり、どう成長を遂げるのか注目したい。
そして、あくまで医療ドラマとはいえ、やっぱり気になるのが
恋愛事情。いままで放送されてきた『コード・ブルー』では、藤川が冴島に思いを寄せていることだけは明確で、一方の冴島も2ndシーズンでALSを患っていた恋人を亡くすと、前を向いて進むべきだと明るく助言する藤川に心を開き始めていた。
ほかに藍沢と白石も、同じく2ndシーズンでそれぞれの父親について心を許して語り合うシーンがあり、このまま恋愛に発展するのか!?と思いきや、進展がないまま終了…。
これまで「仕事が一番」という姿勢でがむしゃらに働いてきた彼らだが、3rdシーズンでは皆
30代半ばに突入。少なからず
恋愛要素も描かれるのでは? と期待が高まる。
名医が存在し、どんな患者でも必ず助かるという医療ドラマも多いが、このドラマでは助からない患者も多い。悲惨な事故現場や、医療現場でのやるせない思い、快復に向かう喜びなどが渦巻くなかで、繊細な人間模様が描かれてきた『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』。
待望の3rdシーズンは、7月17日(月)21時からいよいよ放送スタート!
映画『愛を耕すひと』主演マッツ・ミケルセンが荒野開拓に挑む、孤独を抱えた者に芽生える“愛の軌跡”