同棲解消でつらい日々。無気力な日々から抜け出すために【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼と別れてから無気力になっている」という、ちよさん(31歳・自営業)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。
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■ちよさんのお悩み
1年半同棲していた彼と別れてから、自分が何をしたいの分からず無気力になっています。彼が仕事で独立する際、私は「一緒に頑張りたい」と言ったのですが、彼からは「ひとりの方が頑張れる、結婚はできない、仕事のことでいっぱいで、好きなのかも分からなくなった」と言われ、別れに至りました。
「結婚したいし、子どもも欲しい」という話もしていたので、とてもつらかったのですが、お互いのためだと思って別れました。でも日が経つにつれ、彼の存在が大きく感じられ、つらいです。引越も考えてますが、今自分が何をしたいのかわからないでいます。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんより
ちよさん、初めまして。ひらいなずです。
結婚まで考えていた彼との別れ、つらかったと思います。同棲を解消してからどのくらい時間が経っているか投稿からはわかりませんが、今のちよさんの頭のなかをいっぱいにしているのは「なぜ?」「どうして?」「何がいけなかったの?」ではないかと思うのです。
しかし残念ながら、その「正解探し」はちよさんを消耗させるだけです。
「日に日に大きくなる彼の存在」の本当の意味を知ることで、今のつらさの原因が見えてくるのではないかと思います。なぜなら、そこにちよさんの心の影が現れているからです。
ちよさんにとって、結婚とはどのような意味があるのでしょう? 結婚して子どもを産むのが当たり前で、それが幸せというもの?
結婚まで考えていた彼とうまくいかなかった自分、31歳独身で子どものいない自分を「女として価値のない自分」「惨めな自分」などと思ってはいませんか?
「結婚できなかった自分」「パートナーシップの構築に失敗した自分」「彼に去られてしまった自分」。
今のちよさんは、そんな自分を責め続けているように思えるのです。
「彼の存在」とは、実は彼そのもののではなく、自分を無価値な存在として責める気持ちのこと。日々それが大きくなるのですから、毎日がつらくて当たり前です。