人気住宅デザイナーのタブチキヨシさん。Instagramで紹介する間取りが人気をよび、フォロワー数は5万人以上! そんなタブチさんが考えた、家族みんながハッピーになれる間取りが満載の書籍『
早く家に帰りたくなる!最高にハッピーな間取り』が6月24日に発売されました。
本の中から、家事や子育てに追われる働く女子がルン♪となれる間取りのポイントをいくつかご紹介します!
■家事がスムーズになる! 新発想の収納
忙しいママにとって、いかにスムーズに家事をすませるかは日々の課題。ストレスなく家事をするには、スーッと移動できる間取りがベスト。できるだけ少ない動作、短い移動距離ですむのが理想です。
スーっと移動できれば、家事がラクになりルン♪と笑顔になれます。
たとえば、リビングから廊下なしで2階に上がれたり、キッチンから洗面洗濯室が近かったりするだけでも、動線が短くなり、家事のストレスを減らせます。
リビングに階段を作れば、廊下を作らなくて済むのでコストカットにもつながり、一石二鳥。
“収納場所も動線と密接な関係がある”というタブチさんが提案するのは、ズバリ「
集合収納」。家族それぞれの部屋にクローゼットを設けて服をしまうという従来の収納スタイルではなく、
家族全員の服を1カ所に収納しようという考え方です。
それぞれの部屋にたたんだ洗濯物をしまいに行く手間は不要。さらに家事がラクに!
たとえば、洗面所と洗濯室を兼ねた「洗面洗濯室」をつくり、物干し竿とクローゼットを設置しておけば、洗濯から収納まで1カ所で完結させられます。洗濯物を干す場所としまう場所の距離は短ければ短いほどベターです。
天井には電動で昇降する物干し竿を設置。干す→たたむ→しまうが、この場所だけで完結します。
バルコニーに干すなら、収納部屋もその近くにあると便利。共働きのママなら、急な天気の変更に備えて、室内物干し場を2階に設けるのもアリ。その場合も、集合収納は近くにつくるとラクチンです。
室内物干し場で洗濯物をたたんだらまとめて集合収納へ。各部屋に収納しないからラクチン!
■自分時間が楽しくなる「ウヒヒ♪」なスペース
どんなに忙しくても、1日の中で少しでも自分のための時間がとれると、気持ちがリセットできたり、息抜きになったりしますよね。そんな場所として、タブチさんが提案するのが「
ウヒヒカウンター」。リビングやキッチンの一角に、好きなことをするためのカウンターをつくるんです。
リビングの一角に作ったウヒヒカウンター。壁や棚の陰に作ると個室感が出て、リラックス度もアップします。
「ウヒヒカウンター」の名前の由来は、その場所で過ごす時間を考えるだけで、思わず「ウヒヒ♪」と笑みがこぼれてしまうから。コーヒーを飲んだり、ネイルをしたり、手芸をしたり、使い方は自由。もちろん、パパが読書をしたり、子どもたちが宿題をしたりしてもOKです。
距離が近いから、食事を作っているときもお母さんと子どもたちが会話を楽しめます。
さらにスペースがあれば、小さな「ウヒヒ部屋」をつくるのもおすすめだそうです。
壁の一面だけ貼った水玉クロスがアクセントに。
3畳のウヒヒ部屋は秘密基地。アイドルのポスターを貼ってもOK!