■ここもおすすめ【山形・酒田市、庄内町】
ご当地ラーメンや、江戸時代の食文化に触れる
山形県は1世帯あたりのラーメンにかける外食費が、年間1.5万円弱と全国平均の約2.5倍! 有名なご当地ラーメンもいろいろあり「
酒田のラーメン」もそのひとつ。旅の醍醐味でもあるB級グルメも堪能すべく、酒田市も訪れました。
酒田市では、なんと約8割のお店が
自家製麺を使用しています。コシのあるちぢれ麺で、スープはしょうゆベースの魚介出汁が中心。具の定番はワンタンで、このワンタンの皮も自家製というところが多かったです。
写真は酒田の人気ラーメン店「さらしな」の「いいとこどりラーメン」(840円税込)。2017年9月16~18日には、酒田の有名店や人気シェフによるイベント限定のコラボレーションメニューが楽しめる「酒田のラーメンexpo 2017」が開催されます。「さらしな」はアル・ケッチァーノ率いる奥田シェフとコラボ! あっさり味の特製コンソメスープに、ライ麦を打ち込んだイベントオリジナル麺を合わせた「アンティパストラーメン」を提供予定とのこと。
また、酒田市はかつて商業船「北前船」(きたまえぶね)で栄えた港町です。江戸時代には、日本海や北海道の港から江戸や大坂(大阪)へと、米や魚などを北前船で運んでいたといいます。
2015年にオープンした屋台村「北前横丁」には、15分の1のスケールで忠実に再現された北前船の模型もあります。子どもが小学生くらいなら、そんな歴史の話をするのもいいですね。
また、庄内エリアには
「米倉庫」を活用したユニークなスポットがあります。ひとつは、JR余目駅前の米倉庫を活用した庄内観光の拠点施設
「庄内町新産業創造館クラッセ」(山形県庄内町)です。
クラッセでは庄内地方の名産「槇島(まぎしま)ほうき」も買えます。また、グルメ土産が買える「あっでば」や、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフが監修する食のアンテナレストラン「やくけっちゃーの」なども入っています。
もうひとつは、
「山居倉庫」(山形県酒田市)。36本のケヤキ並木もきれいで、ここは格好の撮影スポット! 明治26年(1893)に建てられた米保管倉庫で、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなりました。
米蔵はいまも現役ですが、一部が
庄内米歴史資料館と酒田市観光物産館「
酒田夢の倶楽」になっています。
■ここもおすすめ【秋田県にかほ市】
美しい湧き水がつくる絶景もチェック!
せっかくの親子旅、豊かな自然を体感できるスポットへも、ぜひ足をのばしたいところ。夏の涼スポットとしてもおすすめなのが、秋田県にかほ市にある「
元滝伏流水(もとたきふくりゅうすい)」です。
元滝伏流水。水が湧出する岩肌は、高さ約5m、幅約30メートル
鳥海山に染み出た水が岩肌から伏流水として湧き出しており、「
平成の名水百選」にも選ばれています。水量は1日約5万トンにも及び、まるで滝のようで迫力満点です!
駐車場から徒歩10分の道すがらにも、コケ岩など美しい風景が広がる
なお、鳥海山は標高2236メートルの独立峰で、5合目(鉾立)までは車で行けます。子連れならそこから400メートルほどの展望台までの散策もおすすめです。
■山形、新潟 …日本海エリアを旅するなら、
子どもが喜ぶ列車「きらきらうえつ」で!
列車好きのお子さんにおすすめ!「きらきらうえつ」
鶴岡市を含む日本海エリア「日本海きらきら羽越観光圏」を旅するなら、新潟駅から酒田駅まで週末を中心に運転している列車「
きらきらうえつ」が便利です。
485系の特急形電車を改造した4両編成で、1号車と4号車には簡易展望スペースもあり、日本海沿線の迫力ある風景には、子どもたちも釘付けに!
2号車には「茶屋(売店)」とラウンジスペースがあり、「茶屋(売店)」では沿線の地酒や、きらきらうえつの車掌のアイデアが詰まった「きらきら弁当」なども販売されています。3号車にはきらきら乗車記念スタンプや塗り絵など子どもたちが喜ぶコーナーも。
「きらきらうえつ」の車窓に広がる田んぼ
おいしいご飯と美しい風景に満たされる日本海エリアの “食をめぐる親子旅” 。日本の美しさと食文化の豊かさを、あらためて子どもに伝えられそうですね。
【取材協力】
日本海きらきら羽越観光圏
http://kirakirauetsutabi.net/
東日本旅客鉄道株式会社 きらきらうえつ
http://www.jrniigata.co.jp/train/kirakirauetsu
つるおか食文化市場 FOODEVER
http://foodever.info/
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