『コード・ブルー』山P、30代のリアルな結果。落胆の先に何を見つける?

目次

・白石の判断と藍沢の言葉
・2ndシーズンで脳死をめぐる事件を起こした緋山の今
・やっぱりこの5人の結びつきがサイコー!
・成長するフェロー、結果がすべての藍沢、白石
 『コード・ブルー』山P、30代のリアルな結果。落胆の先に何を見つける?

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『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。8月21日に放送された第6話のタイトルは「落胆の向こう側」。すでにフェローではなく、仕事を失敗しないことが“あたり前”とされる30代のリアルな葛藤とフェローの成長の対比が描かれた。

■白石の判断と藍沢の言葉


 『コード・ブルー』山P、30代のリアルな結果。落胆の先に何を見つける?

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冷凍倉庫で発生した事故現場に、ドクターヘリ要請が入る。現場には藍沢(山下智久)藤川(浅利陽介)、雪村(馬場ふみか)。そしてピストンで灰谷(成田凌)、横峯(新木優子)が向かった。冷凍室内にいる軽症患者の元に向かう横峯と灰谷だったが、落雷による停電で冷凍室に閉じ込められてしまう。

しかし冷凍室には、新たな負傷者が! モニター越しに指示をする白石(新垣結衣)のもと、横峯は麻酔なしの切開を試みるも断念してしまう。フェローの対応はムリと判断した白石は、藍沢を頼るのだが…。

しかし藍沢は、フェローである灰谷に任せる決断をする。「シアンガス騒ぎのとき、お前は臆病な自分を嘆いてた。
またあとになって病院に戻ってから嘆くのか、それともここでその患者を救うのか。決めるのはお前だ」と灰谷に声をかけるのだった。

その言葉によって治療を行い、患者を救った灰谷に、藍沢は「この患者は正真正銘お前が救った患者だ」と告げる。頷いた灰谷は、自信に満ちた表情でストレッチャーを押すのだった。

■2ndシーズンで脳死をめぐる事件を起こした緋山の今

 『コード・ブルー』山P、30代のリアルな結果。落胆の先に何を見つける?

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脳死判定を受けた17歳の少年・山口匠に関する書類仕事を黙々と進める緋山(戸田恵梨香)。一方で、何の感情もなく「よかったですね、臓器が無駄にならなくて」と言ってのける名取(有岡大貴)。

臓器の摘出手術の際、「たった1枚。たった6行」とつぶやく緋山の視線には、臓器移植先の情報が書かれた一枚の紙。
「この6行は、匠くんが17年間生きた証。そしてこの1行1行に、これから生きる6人の未来が書かれている。だから私は手を抜かずにやりたいの。書類仕事を」という言葉を聞いて、名取は手術室を去って行く。

臓器提供手術後の匠の洗髪をしている緋山の元を訪れた名取は、患者や家族に寄り添えるのがうらやましいと明かす。すると緋山は、7年前(2ndシーズン)、家族に寄り添った結果、脳死の子どもの延命中止書面にサインをもらわなかったことから訴訟沙汰になったことを思い起こす。

「ある先生に言われたの。『遠回りすることで見える景色もある』って。
名取、人それぞれでいいんだと思う。どんな景色が見えるかは」と、フェロー時代に田所部長(児玉清)から言われた言葉に、自分の思いを添えて述べるのだった。

「ありがとう、君のおかげで6人が生きる。君はこんな言葉、いらないかもしれないけど」と、寄り添う言葉を掛けながら洗髪する名取。それを見た緋山は、無言で口角を上げた。

ただツンツンしていてヤル気のない若者かと思われた名取だが、実際には患者の気持ちに寄り添うことができない自分に苛立ちを感じていた。緋山の言葉を機に、自分なりのやり方で進んでいくことを決めた名取。「緋山先生を見る目はあくまで尊敬の目よね? 恋愛ではないよね?」なんて余計な心配はせず、これからの活躍に期待したい。



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