「生きることに失敗した」と感じる…、どうすれば心穏やかにいられる?【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「生きることに失敗したと感じる」という、ぽよんさん(48歳・教育サービス)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。
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■ぽよんさんのお悩み
仕事上では明るく決断力があるように子どもたちと接していますが、ふとひとりでいると、正反対の自分がいます。
自分は結婚も子どもも信頼できる人もみつけられず、“生きることに失敗した”という思いから抜け出すことができません。自分なりにがんばってきたと思うのですが、人と関わることに疲れたと感じます。
この先、心穏やかに生きるアドバイスをお願いします。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の野田和美さんより
ぽよんさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。
ぽよんさんは今まで何十年も、ずっとずっとがんばっていらしたのですね。おそらく本当の自分とは違う姿で。そう! ありのままのぽよんさんではない鎧をたくさんつけて、がんばっていらしたのでしょう。
仕事のうえでは「できる人」「信頼される人」「楽しい人」「親切な人」「優しい人」など、他人から見て「良し」とされる鎧を、いくつもいくつもつけていらしたのではないでしょうか。
まずは、そうやってずっとがんばってきた自分をぎゅーっと抱きしめて、
「よくがんばったね」
「偉かったね」
と認めて、褒めてあげましょう。
そして、試しに口に出して言ってみてほしいのです。
「あ~、疲れた!」
「あ~、もうやってられない!」
どうですか?スッキリしませんか?
こんなふうに力を抜いて、ありのままのぽよんさんに戻ってみてほしいのです。ぽよんさんがひとりでいるとき、それは本当の自分に戻っているときではないですか。ホッとしてありのままでいる自分も認めて受け入れてみてください。
物静かであったり暗かったり、または優柔不断な自分がいてもいいのです。人は誰でも二つの面があるのです。ぽよんさんは幼い頃にできない人や暗い人はダメだと言われ、そうならないように生きてきたのかもしれないですね。