竹内涼真に菅田将暉、福士蒼汰にいたるまで! 『仮面ライダービルド』スタート前に、平成ライダーを総復習!
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いよいよ9月3日よりスタートする新シリーズ
『仮面ライダービルド』。仮面ライダー史上もっとも高いIQを誇る天才物理学者でありながら記憶喪失という設定には、子どもだけでなく、パパ・ママもワクワクしますね。
藤岡弘、さんが初代仮面ライダーというのはみなさん知っているかと思いますが、仮面ライダーシリーズは休止期間をはさみ、昭和ライダーと平成ライダーにわけられることをご存じですか? 2000年1月、『仮面ライダークウガ』から復活した仮面ライダーシリーズ、いわゆる
平成ライダーの中には、「えっ! あの人が?」と誰もが驚くような、今をときめく俳優がたくさん出演しています。
出身俳優のその後の活躍から、今では、若手イケメン俳優の登竜門とまでいわれるようになった仮面ライダーシリーズ。新ライダー誕生のこのタイミングで一度、
平成ライダーのイケメン列伝を振り返ってみましょう。
■始まりは、オダギリジョー! 仮面ライダーの常識をくつがえしたリアルヒーロー
今ではその高い演技力と作品に対する審美眼、ファッショナブルな容貌で、カンヌをはじめ国際映画祭の常連となっている
オダギリジョー。実は、平成仮面ライダーシリーズ第一作の
『仮面ライダークウガ』で主演をはたしています。
そのクウガ、特撮ヒーローにありがちな「変身や技名を言っているときに相手が攻撃してこない」といったご都合主義や、「爆発するときだけなぜか山の中」といった矛盾点を解消し、
リアル感を追求した画期的な作品でした。
そのため、近隣住民や建物に被害が及ばないよう、警察と協力して敵を誘導するクウガ。ひと気のないところに到着したら、ようやく敵と戦うクウガ。そういった数々の
“迷”シーンが生まれ、伝説となったわけです。もともと特撮ヒーローには特に興味がなかったというオダギリさんが「クウガは特別」という意味がわかりますね。
■あの人が実は仮面ライダー! 人気俳優めじろ押しの平成ライダー
続く『仮面ライダーアギト』は、初回から主役級の仮面ライダーが3人登場し、アギト役に
賀集利樹さん、G3役に
要潤さんが扮し、どちらも俳優デビュー作となります。かつては、仮面ライダー俳優として売っていた要さん。最近は「うどん県の人」のイメージが強すぎるせいか、
「仮面ライダー出身って知らない人が増えて」と、Twitterでさみしい気持ちを吐露したこともありました。
平成ライダー第7作の
『仮面ライダーカブト』に扮したのは
水嶋ヒロさん。
昆虫をモチーフにしているところは昭和ライダーを彷彿とさせますが、変身前の天道総司は異色のキャラクターでした。自らを「天の道に往き、総てを司る男」と称し、天道語録を連発。そこに輪をかけた
水嶋さんの陶酔した演技が、一度見るとやみつきになると評判でした。
続く、
『仮面ライダー電王』には、
佐藤健さんが主演。ふだんは運動がまったくダメなネガティブ弱虫キャラクターなのに、味方イマジンが憑依(いわゆる仮面ライダーに変身)すると、とたんに性格も能力も一変するところがミソ。今の佐藤さんから想像もつかないまるで二重人格のようなキャラクターに、子どもたちは大うけでした。
そして、D-BOYSメンバーで2.5次元男子として人気の
瀬戸康史さんは
『仮面ライダーキバ』、今ではテレビでも映画館でも見ない日はないくらいの人気者となった
菅田将暉さんが
『仮面ライダーW』にそれぞれ出演しています。
オーディション時、菅田さんはまだ
大阪在住の高校1年生。
上京してマネージャーとあいさつ回りをしていた時、偶然、仮面ライダーのオーディションに誘われ
「受けたら、受かった」そうです。当時は、ラッキーボーイといわれていましたが、その後の活躍を見れば、早くから才能が見いだされていたわけですね。