『コード・ブルー』白緋コンビの9年の強い絆

目次

・藍沢の言葉がフェローを成長させる
・なぜ藍沢は、いまだに苦悩し続けるのか?
・緋山が感染症で隔離!? そのとき、5人は何を思う?
・9年という年月を共有した“白緋コンビ”の強い絆
・さらなるキャラ進化する名取。藍沢と白石を完全スルー?
『コード・ブルー』白緋コンビの9年の強い絆

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『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。9月4日に放送された第8話のタイトルは「孤独な夜」。フェローの指導方針をめぐり意見が対立する藍沢(山下智久)、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)。さらに緋山が、感染症の疑いで隔離されるという事態が発生。孤独な夜の向こうには、一体何が待っているのか…?

■藍沢の言葉がフェローを成長させる


『コード・ブルー』白緋コンビの9年の強い絆

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ホームからの転落事故によるケガから復帰した灰谷(成田凌)。「自分のせいで人が死ぬのはいやだ」と過敏になっているところに、仮病が疑われる少年がやってきた。少年の母すら病気だと思わないにも関わらず気にかける灰谷に、藍沢は「気になったら答えが出るまでやれ」と彼の気持ちを尊重する。

しかし、少年の容態が急変。そのとき、藍沢らは重症患者のオペで手が離せず、フェローである灰谷、横峯(新木優子)、名取(有岡大貴)の3人だけで対応が迫られる。

命が助かった少年を前に、藍沢は「3人揃うことで12歳の子どもの命を救った。お前たちがダメだと言ってるんじゃない。救命はチームだと言っているんだ」とぶっきらぼうに伝えた。
ほめることが似合わなすぎで、言い慣れない言葉ながら、「よくやった」とやっとの思いでフェローに告げる藍沢。

「人をほめる」ことができるようになった藍沢自身の進化もおどろきだが、あまりのほめ下手すぎる言葉に、藍沢先生の人付き合いの苦手な一面が単純にかわいくもみえる。

■なぜ藍沢は、いまだに苦悩し続けるのか?

藍沢は、いまだに手が動かなくなったピアニスト・天野奏の手術を悔やみ続けている。これまで即断で診療方針を決め、患者の命を助けるためには、無慈悲とも思えることをやってのけてきた藍沢が、どうしてここまで悩み、心砕かれているのか。

奏の手術は「藍沢を出し抜ける」という思いで、新海が独断で行ったことが明らかになる。「あの晩、俺たちはチームじゃなかった」とつぶやく藍沢。もちろん執刀できなかったのは藍沢のせいではないが、新海の気持ちが理解できてしまう自分自身にも怒りを感じていたのかもしれない。

フェローによってチームワークの大切さをかみしめたからこそ、藍沢自身が「救命の役割」「医師とは?」ということを問いただしているように見える。


第9話では、ついにトロント大のレジデントに向けて最終決断が迫られる。医師としての技術の向上はさることながら、自分にとって本当に大切なものは何かと模索し続ける藍沢。自分の居場所をどこに見出すのか…その決断に注目が高まる。

■緋山が感染症で隔離!? そのとき、5人は何を思う?

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成田空港からのドクターヘリ要請により、緋山、名取、雪村(馬場ふみか)が向かう。その後、男性は急変し死亡。その患者は西アフリカ各国をまわっていたことが判明し、感染症が疑われることに…。

成田空港での治療中、じつは名取があやまって、患者の血が付いた針を緋山の指先に刺してしまっていた。緋山は、自身の血を藍沢に検査に出すようたくし、感染症の疑いで隔離されてしまう。


緋山の緊急事態に冴島(比嘉愛未)、藤川(浅利陽介)は「大丈夫」と互いに励まし合い、藍沢も緋山を思いながらドクターヘリ運航表を見つめる。

緋山のいない部屋で一晩過ごした白石は、隔離された緋山の元を訪れ、「けっこう寂しかった」と打ち明ける。そしてこれからも仕事の悩みを緋山に聞いてもらいたいと目を潤ませる。そんな白石の純朴な言葉に、緋山も「調子いい励ましでも、うれしい」と素直に答えるのだった。


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