連載記事:お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方
家計に「協力しない夫」は改造できる? 夫婦のスキマに潜む問題点とは【お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方 Vol.5】
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「お金を貯めようと思っても、
夫があまり協力的でない」。じつは多くのママが感じている不満ではないでしょうか? そんなママたちの共通の悩みについて、今回はお話を伺います。お話を伺ったのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万人以上の家計と向き合ってきました。
まずは、横山さんに
「協力的でない夫を変える技」を2つ教えてもらいましょう。
■その1:家計のミエミエ大作戦
「家計簿でも、手書きの予算表でもかまいません。家計の状況を夫の目のつくところにバシっ! と数字で貼りましょう」(横山さん)
気をつけて欲しいのは、けっして夫に「これを見て」と言わないこと。でも、必ず目に入るようにします。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これは横山さんの隠し技リストの中でも、ずば抜けて
成功率が高い作戦だそうです。
「
男には、『言われてやるのはイヤ』という傾向があります。どんなにいいことだと頭ではわかっていても、命令されたらやる気をなくす。ましてや妻から感情的に恨み言を言われたりしたらなおさらです。面倒な生き物ですが、わかってやってください。そして利用してください」(横山さん)
嫌でも目に入る数字をみると、自分のおこづかいの高さや飲み会の多さ、趣味に使うお金の高さが理解できます。そうすると妻から言われてもできなかった節約に、自分から取り組む姿勢がみえるように。
■その2:パパ頼りになる大作戦
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次の技は、たとえば外食するとき、遊園地に行くときなど、家族で楽しむ費用を家計から出している、という場合に有効な作戦。
●パパ頼りになる作戦♥やり方
今まで家計では月に1万5千円レジャー費を使っていて、ここから5千円節約して1万円の予算にしたいとします。その場合は、その1万円の予算を、全部夫の子遣いに上乗せしてあげるのです。
「この1万円はパパにあげる。そのかわり、これからは外食する時や遊園地に行く時は、パパが支払いお願いね、任せるから。もちろん余った分は好きに使っていいわ」ということで夫は小遣いが増えたと錯覚します。
出典:『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』
「ポイントは、
子どもたちの前で、お金を出してくれる夫を立てることです。子どもの前で夫が支払うことで、なんだか
父親の権威が上がったような気がします。気を良くして、ムダなことには使わないよう画策してくれたりするようになります。
もしくは、ちょっといい格好したくて、たとえ少し足が出ちゃったとしても、男気を出して自分の小遣いから補填してくれさえします」(横山さん)
「夫に協力的になってもらう技」には、「共通すること」があります。それは、
お金と感情の関係。そこのところを、もう少し突っ込んでお話を伺います。