怒る・すねるはNG! ママたちの「話を聞かない夫」操縦法
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「真剣に話したいのに、パパがちゃんと話を聞いてくれない…」
そんなママの不満をよく耳にします。脳のつくりがそもそも違うとも言われる男女間で、“きちんと”話し合いをするのは意外と難しいもの。「女性の話は、たいていどうでも良いこと」なんて決めてかかっている男性も中にはいるようです。
もちろん、仕事で疲れていることはわかります。しかし、子どものこと、親のこと、仕事のこと、お金のこと、将来のことなど、ときには夫婦間の真面目な話し合いも必要。そんなとき、どうすれば夫は“きちんと”話を聞いてくれるのでしょうか?
■帰宅した夫にはまず耳に心地良いねぎらいの言葉から 【Aさんの場合】
最初に紹介するのは、2人の男の子のママ・Aさんが日々実践しているという工夫です。
「
『今日も一日お疲れさま』。この一言を添えるだけで、男性はずいぶん気分が違うようです。
私はこれを、母から教わりました」
大事な話があるとき、以前は夫が帰宅したら「話があるの」とすぐに切り出していたそう。
「それをたまたま見ていた私の母が、『あれでは男性は聞く気にならないよ。まずはきちんとねぎらってあげないと』というんです。実践してみると、確かに『お疲れさま』の一言があるだけで、私の話に対する夫の姿勢が違う気がします」
疲れて帰ってきたところへ、いきなり「話がある」と言われては、気持ちの切り替えが難しいのかもしれませんね。ねぎらいの一言があれば、
「よし、聞くか」という気分になるのかも? 基本中の基本として、覚えておくと役立ちそうです。
■タイミングがカギ! 夫の機嫌・不機嫌を先読み【Tさん・Mさんの場合】
続いては、話をするタイミングについての工夫を2つ紹介しましょう。
「私の夫は空腹時がダメなようです。不機嫌というほどではないのですが、大事な話は内容が頭に入らない様子。
いかにも上の空なので、それに私がイライラして『ちゃんと聞いて!』とよくケンカになりました。今は、大事な話はかならず食事のあとに。
おなかが満たされているときに切り出せば、案外きちんと話を聞いてくれます」(Tさん)
現在、第1子を妊娠中のプレママ・Tさんの体験談です。「そう言えば、ウチの夫も…」と心当たりがあるママは、試してみてはいかがでしょうか。
「大事な話は、夫の
休日の午前中に話すようにしています。休日の開放感があるのか、夫の気持ちがちょっとおおらか。面倒な話にもつき合ってくれます」(Mさん)
こちらは、2児のママ・Mさんの工夫です。日々聞いてもらいたい話はあるものの、なるべく平日には話さないようにしているそうです。
このように、自分の夫が不機嫌になる、または機嫌が良くなるタイミングを把握しておくことも大切なポイント。最適なタイミングを見極めて、話を持ちかけてみましょう。