■デメリットを回避! ビギナーキャンパーこそしっかり準備&確認
しかし、キャンプは大変な面があるのも事実。
●「はじめてのキャンプでテント設営に予想以上に時間がかかってしまい大変だった」(35歳ママ・子ども1人)
●「着いたらテントを設営して、ごはんの用意して、朝起きたら片づけてテント撤収して…1泊だとあわただしい」(34歳ママ・子ども2人)
初めてのテント設営は意外と大変なので、あらかじめ動画サイトなどを見て、設営方法を具体的にイメージしておいた方がいいかもしれません。
また、テントや寝袋、バーベキューセットなど大きなキャンプ用品を持ち込むわけですから、キャンプはちょっとした
引っ越しのような面も。慣れるまでは近場のキャンプ場を選んだり、持ち込む道具は最低限にしたり、料理の下準備は家ですませておくなどして、着いたらできるだけゆっくり過ごせるようにしたいものです。
また、野外ならではのこんな天気のトラブルも。
●「道具を出しっぱなしにして寝たら、夜中に雨が降ってビショビショになってしまった」(37歳ママ・子ども2人)
高地は天気が変わりやすいので、寝る前に濡れて困る物は必ずタープやテントの陰に入れて置きましょう。また、予想外の雨が降ってもテント内で楽しく過ごせるように、
カードゲームなどを持っていくのもおすすめです。
●「寝袋の寝心地がイマイチで熟睡できない」(32歳ママ・子ども1人)
こういうママの意見もありました。これ、わが家では普段使っている枕を持ち込むことにしています。時には、綿シーツや布団を持ち込むことも。
いつもの寝具があると快適に眠れますよ。
●「帰ってからの洗濯物の量が半端ない!」(35歳ママ・子ども3人)
これに対しては、「多少の汚れは気にせず
同じ服を着たおす」(34歳ママ・子ども2人)や「限界に汚れるまで
着替えはしない」(45歳・子ども3人)というツワモノもいました。
●「和式トイレしかなくて子どもができずに困った」(30歳ママ、子ども1人)
和式トイレを嫌がる子どもも多いので、トイレのことは事前に調べたり問い合わせしたりして、しっかり確認しておきたいもの。設備が充実していて初心者でも快適に過ごせる
高規格キャンプ場なら、たいていトイレも驚くほどキレイです。
子どもは子ども同士でワイワイ遊んで、大人は大人同士で飲んで語らえる、
グループキャンプ(グルキャン)。
私は一番好きなキャンプスタイルなのですが、こんなトラブル話を聞いたことも。
●「わが家ではキャンプの食事は安くすませたいんだけど、友だち家は料理を豪華に凝りたがって、高価な肉の塊とか食べきれないほどの食材を持ってきて…。会計は割り勘でモヤモヤしたことが」(34歳ママ・子ども1人)
金銭感覚は家庭によってさまざま。事前に予算感を確認しておくなど、モヤモヤが残らないように気をつけたいものですね。
とはいえ、大変なこともあれど、キャンプにはそれ以上にたくさんの魅力があります。自然の中で思い切り遊んだり、リフレッシュしたり、家族や友だちとワイワイ外ごはんを楽しんだり…普通の旅行ではなかなか味わえません(しかも安い!)。
ここにあげたデメリットは事前にしっかり確認&準備して、楽しい
キャンプライフを送りましょう!
取材/文・まちとこ出版社
親子で楽しむアウトドア