SMAPが超えられなかった“しがらみ”から、香取、草なぎ、稲垣は逃げられるのか
■「新しい地図」に隠し暗号? ファンとの絆がみえた瞬間
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3人が新しい公式サイトスタートについて、ファンに向けて発信したのは、朝日新聞と東京新聞からだった。この2紙には、かねてからファンがSMAPにメッセージを送り続けてきたゆかりがある新聞だ。
朝日新聞は、昨年末にSMAPファン有志による「
SMAP大応援プロジェクト~新聞メッセージ・どうか届きますように~」呼びかけに応じて、8ページにもなるメッセージ広告を打ち出した。東京新聞は、個人が掲載できる広告コーナー「TOK TOK」にSMAPファンの思いを掲載し続けてきた。
3人は何よりもファンに感謝を伝えたかったのだろう。それに対して「新しい地図」のサイトからもある意味を見いだしているファンが多い。
まずひとつめは、サイトタイトルだ。「新しい地図」を英語表記にすると、「NEW MAP」。
SMAPのなかの「MAP」が使われていることにはすぐ気が付く。しかし問題はサイトに掲載されている手書きの方位記号だ。「N(北)」「E(東)」「W(西)」とあり、「S(南)」のすぐわきに「新しい地図」と書かれている。これが
「NEW SMAP」と読めるのではないかとネットでは大きな反響を巻き起こしている。さらに「N」「E」「W」が鏡文字になっていることに、“新しい”ではなく
“変わらないSMAP”ととらえるファンも。
またファンサイトに入会する登録ページには「新しい地図 NAKAMA」と書かれている。この「NAKAMA」も「N=中居」「K=木村」「M=森」であり、いつかこの3人がこのサイトで合流するのではと、期待に胸を膨らませているのだ。これらはファンによる妄想なのだろうか。
SMAPはこれまでも自身のグループ名をいろいろなアイコンとして使ってきた。番組名に「スマ」を入れたり、アルバムタイトルでもグループ名を記号のように使ったり。遊び心満点にアイコンとして、シンボルとして、そして新しいカテゴリー名として「SMAP」を使ってきたのだ。そうした彼らが新しいサイトの記号に意味を込めないわけがない。
■インターネットテレビでホンネに答える!?
ファンが新しいサイトでこれほどまでに深読みをしているのは、なせだろうか。もちろん最大の希望は、「SMAP再結成」。でももうひとつの気持ちもあるのではないだろうか。
筆者はSMAPファンであるが、この新しいファンサイトに入会することを躊躇(ちゅうちょ)していた。
だれかのファンクラブに入会することは、SMAPを裏切るような気持ちになること、SMAPだけを待ち続けたいという気持ちがあるからだった。
しかしネットで動画を見たり、ほかのファンの深読みコメントを読んだり、さらにこれまでSMAPファンでなかったのに応援する人が現れるのを見続けるうちに、気持ちが高まっていった。そう、わたしは“よりどころ”を探し続けてきたのだ。昨年末にSMAPという希望を失い、復活を願いつつも、その道の険しさも感じてきた。SMAPの曲を聴いてうれしくなると同時に、いまだに「どうして…」と涙がこぼれたりする。
そんなとき、今回のファンサイトが公開されたのだ。
「きちんと応援できる場所」があることのうれしさ。ちなみに私が入会したときの会員番号は、公開日22日の夜時点で6万台であった。
「新しい地図」のメッセージでは、アイディアと愛嬌を武器に、ボーダーを超え、新しい地図を作っていくといっている。さっそく彼らの新しい地図として、なんとインターネット番組への出演を発表! インターネットテレビ局「AbemaTV」で
「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」に出演するというのだ。視聴者の声にホンネで「ありのまま」を伝えるという。彼らは、もうボーダーを超えたのだ!
こんなにも早く彼らが、新しい地図への書き込みを開始してくれている。いまはまだこの場所をよりどころとしているが、わたしも自分の「新しい地図」を見つけなくてはいけない。そしてしがらみのない世界で、彼らがどんな活躍を見せるのかわくわくして待ちたいと思う。
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