メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自暴自棄になった心を立て直したい」という、ひらりさん(28歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。
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■ひらりさんのお悩み
私は、子どもの頃から自信がなく、自分が嫌いです。
嫌いな理由は、「もの忘れが多い」「優先順位がわからず、要領がとにかく悪い」「不器用で注意力散漫」などです。
すぐ自分には何もできないと、諦めてしまいます。これらが原因で学校や仕事も何度も挫折し、苦労しましたが、なんとか続けてきました。
しかし結婚・出産後、子育ては難しく、自分の嫌なところがまた浮き彫りになりました。
うまくできない自分にイライラの連続。
また、子どもが私のようになって欲しくない気持ちも大きく、プレッシャーになっています。
そして子育てだけでなく、全ての自信を喪失。自暴自棄になってしまいました。
自暴自棄になってしまった心を立て直し、自信を持つにはどうしたらいいでしょうか?
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の福田とも花さんより
ひらりさん、ご相談ありがとうございます。
読みながら、「あーー分かりますー一緒ですーー」と、何度心の声が漏れでたことか…。
今まで、生きづらかったですよね…、苦しかったですよね…。
それでも、自分だけのことなら、自分が我慢すればいいだけだったから、何とか耐えられたんですよね。
だけど、子どもができると、自分のせいで子どもにまで悪影響を及ぼしてしまうように思えて、恐ろしくなったり、子どもの悲しむ姿を想像すると、自分以上に苦しくなりますよね…。
今まで、きっと何度も変われない自分を諦めたくなったり、自暴自棄になっていたのではないでしょうか。
けれど、今回こうしてご相談をしてくださったひらりさん。ご自分を諦めないでいてくださって、私はとっても嬉しいです!
自分が自分を諦めなければ、必ず変わっていけますよ。
では早速、幼稚園生の頃のひらりちゃんに戻ったつもりで、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。
「私は、人に迷惑をかける人です」
「私は、いるだけで邪魔な存在です」
「お母さん、お友達みたいに、できなくてごめんなさい」
「お母さん、私のせいで嫌な思いをさせて、ごめんなさい」
言ってみて、どんな感じがしましたか?
もしかして小さい頃から、お友達と同じようにできないことが多かったのかもしれないですね。
そんなひらりさんを、お母さんはどんな顔して見ていたのでしょうか?
心配して困っていた? もっと頑張りなさいと怒られた?
お母さんの様子を見て、ひらりさんはこのままの自分ではいけないのだと、思い始めたのかもしれませんね。
これ以上お母さんを心配させないように、これ以上お母さんに怒られないように、他の人と自分を常に比べて、自分のできないところを責め続けて、そのままの自分を否定し続けてきたのでしょうか。
大好きなお母さんを、困らせたくなかったですよね…。大好きなお母さんから怒られるのは怖かったですよね…。
だから、お母さんから否定される前に、自分が自分を否定しておく。
お母さんから怒られる前に、自分で自分に怒っておく。
そんな心の癖がついたのかもしれませんね。