『奥様は、取り扱い注意』のママ友いじめ対処法は、現実でも有効か?
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綾瀬はるかのアクションが気持ちいいドラマ
『奥様は、取り扱い注意』。毎回、元特殊工作員で現在主婦の菜美が、ご近所トラブルを解決していくエンタメストーリー。
■青木さやかのボスママが怖すぎる!
今回は主婦いじめにあっている理沙(小野ゆり子)を助けるストーリ。同じ幼稚園ママの
ボスママ・貴子(青木さやか)に立ち向かうため、理沙にケンカを教えてほしいと言われた菜美は、二人でトレーニングを始める。しかし菜美が引き受ける条件としてあげたのは「ケンカをしないこと」だった。
登場シーンからボスママ感のオーラ満載の青木さやか。公園のベンチに一人座り、お抱えママたちが後ろに立つ姿には恐怖を感じる人が続出! またそのギラついたまなざしはまるで「どこ見てんのよ!」と言わんばかりに見える。SNSでもこの青木さやかが●●に似てると話題に。
「青木さやかさんがキングボンビーに似てて怖いよぉ」
「青木さやかさんが、北斗の拳のユダに見える」
「ハマリ役だったけどメスゴリラにしか見えない」
一方で、「青木さやかうまかったなー! ボス役すばらしい」「青木さやか、すっごい腹立つ役だけど、やっぱ芝居うまいなぁー」など、演技に対する評価は高かったようだ。
■ママ友いじめに立ち向かう方法とは
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ドラマでは、いじめに立ち向かう方法として体を鍛えることで心も強くなろうとする。いまどきのいじめは、子どもですら身体的暴力ではないものが多くなっている。とくに
ママ友同士のいじめは、LINEやSNSなどの仲間はずれや、ドラマでもあったゴミ出しのクレームなど陰険なケースも多々あるようだ。
筆者の知り合いは、高級住宅地の中にある賃貸戸建で引っ越してきたというだけでいじめにあったそうだ。何度となくゴミ出しを注意され、ゴミを突き返され、中身を出された揚げ句、その収集所ではゴミを出すことができなくなったそう。最終的には、ごみ収集を個人契約で雇うまでになったと聞いた。
ママ友いじめのもっとも卑劣なところは、
「子どもを人質に取られている」ということ。
自分が反撃した場合、親がいないところで子どもに被害が及ぶ可能性があることを考えると、やはり波風立てないようにとがまんして、嵐が通り過ぎるのを待つという選択肢を取る人も多いのでではだろうか。
ドラマではけがをさせたあとに謝罪をすることで親友になるという結末だった。しかし現実ではそうはいかない。ママ友はケンカしたらそこで終わり。ジ・エンドだ。残る選択肢は引っ越しと転校しかないということを肝に命じておきたい。
■夫は奥様の体形や見た目を気にしてくれる?
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今回もう1つキーとなったのは、「
妻の見た目を夫が気にしているか」というもの。理沙のためにトレーニングを一緒にしたことで引き締まった菜美の体を見て、夫の勇輝(西島秀俊)がうれしそうにするシーンがあった。
「あんなふうに西島秀俊が気づいてくれるなら、私だってトレーニングする!」と思った女性も多いはずだ。
しかしリアルな夫たちは、シミ・シワ・白髪・たるみには気づいても、きれいになったことやいつもと違う化粧をしていることにはまったく気付かないことが多い。気づかないだけならまだいいが、デリカシーもなく「太った?」などと声に出したりするのは、妻の怒りを買うだけなのでやめたほうがいいだろう。
菜美の正体ばかりがだんだん明らかになりつつあるのに対して、勇輝の正体はいまだわからず…。優しいだけではないアクションもできる西島秀俊の姿を、主婦たちは待っているはずだ。
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