家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう

目次

・お金が貯まる人の習慣とは
・朝の習慣:早起きするだけでお金が貯まる!?
・食事の習慣:食事作りが楽に続く「献立ローテ」
・夫のお小遣い:毎月のイライラどうすればいい?
家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう

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お金を貯めたい! と思っても、家計簿や節約が苦手な主婦は多くいます。筆者がまさにそうで、家計簿には何度も挫折し、「自分にはできないんだ」と貯金すらあきらめかけていました。

そんな折、雑誌「サンキュ!」などでお金の記事を執筆している、マネーライターでありファイナンシャルプランナーの大上ミカさんの著書『お金が勝手に貯まりだす暮らし』に出会いました。
家計簿が苦手で、赤字続きの人でもみるみる貯蓄が増えていくシンプルな法則にビックリしました!
『お金が勝手に貯まりだす暮らし』大上 ミカ (著)/リベラル社

■お金が貯まる人の習慣とは

大上さんが着目したのは、「貯まる人共通の習慣」。全国の主婦のやりくりを取材するうち、貯まる人と貯まらない人では、生活習慣やモノの持ち方が違うことに驚いたと言います。

ならば、貯まる人の習慣をマネすれば貯金の効果が出るかも! と思いつき、まとめたのがこの本。そして実際に暮らしを変えることで、貯まる人に変化した例をたくさん見てきたそうです。

マネする習慣は一度にひとつ
本著で紹介される「暮らしの習慣」は26個。それも「こんな簡単なことがお金にいいの?」と思ってしまうぐらい実践しやすく、効果が出やすいものがセレクトされています。

ただし、マネする習慣はひとつずつ実践するのがルール。暮らしとお金は密着しているので、2~3週間試してみて、その習慣によって、お金の流れがどう変わるか、じっくり観察することがポイントなのだそうです。


今回は、そんな「暮らしの習慣」からマネしたい6コの習慣を厳選してご紹介します。

■朝の習慣:早起きするだけでお金が貯まる!?

家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう

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まずは早起き。大上さんが「早起きさえすればお金は貯まるのではないか」と言うほど、貯蓄につながる習慣なのです。

●家族より30分早く起きる
貯まる人の朝は早く、貯まらない人は遅いのだとか。書籍でアンケート(※)を実施したところ、「平日は家族よりどのくらい早く起きるか?」の問いに、貯まる人は「30分以上早く起きる」が6割を超えているのに対し、貯まらない人では4割程度と差がハッキリ出るといいます。

『お金が勝手に貯まりだす暮らし』大上 ミカ (著)/リベラル社
時間がないと、菓子パンを買ったり、慌てて忘れ物して外で購入したりしがち。こんなしなくていい「ムダ=余計な出費」が、早起きして時間にゆとりがうまれると、防ぐことができます。

また、ゆとりがないと「面倒くさいから今日はいいや」なんて、やりくりが挫折する原因に。大上さんは長年の取材から、貯まる差はこの「ゆとりの差」だと言います。

●予定を確認し、今日の段取りを決める
貯まる人は段取り上手なところも共通点。貯まらない人は何事も行き当たりばったりになりがちで、この差が出費にも貯蓄にも大きく影響するそう。

朝起きたら、その日の家族の予定、直近のイベントをざっと確認。すると、「今日は夫が出張だから夕飯の買い物は少なめにしよう」など、使うお金も自然と見えてきて、買わなくてすむものやよりお得に手に入れる方法に気づけます。

『お金が勝手に貯まりだす暮らし』大上 ミカ (著)/リベラル社
大上さんによれば、貯まらない人は「長いスパンを見通す力」が弱く、車検、帰省費用など、年に数回ある大きな出費のたびに、貯蓄を崩してしまいがちなんだとか。

数ヶ月先の出費が予測できるようになれば、前もって備えられ、貯蓄が安定して続きますよね。これこそ「貯まる生活が身につく」習慣。

しかも「予定を確認して、段取りを決める」というのは仕事していると毎日あたりまえにやっていること。それを家庭でも実行するだけだからすぐ始められて、気負わずトライできます。

■食事の習慣:食事作りが楽に続く「献立ローテ」

主婦が節約を考えたときに、まず取り組んでしまうのが食費ではないでしょうか。でも大上さんは、安く買うより、「食材を使い切る」方が貯まるといいます。

そして外食や惣菜になるべく頼らずに、できるだけ楽に家庭で食事作りを続けられる環境を整えられれば、それだけで食費は大きく減らせるそうです。


●「ラクに回せる献立」をローテする
家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう

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献立に悩み、料理をする前から疲れてしまう。そんな人は、あまり凝ったメニューではなく、定番で家族が好きなものをローテする「献立ローテ」を試してはいかがでしょう? 次の3ステップで行ってみましょう。

①レシピを見なくても作れるメニューを書き出す
このときメインと副菜、ごはんものなどジャンルに分けてリストアップすると思い出しやすいのでオススメ。ただし、家族が嫌いなものは除いておきます。

②献立を組む
書きだしたメニューからバランスを見ながら、似たようなものが続かないように組みます。

③献立案をローテーションさせる
煮物、揚げ物など、似たようなメニューが続かないようにすればヨシ。

『お金が勝手に貯まりだす暮らし』大上 ミカ (著)/リベラル社
これで献立決めというストレスから解消され、さっと台所に立てるように。でも、こんなにラクしていいの? なんて思ってしまうのもママの心理。そんなときは、同じメニューでも旬の食材で変化をつたり、ハンバーグなら違うソースやタネにするなど、新鮮さをプラスすればマンネリになりません。

このローテのいいところは、好きなメニュー中心だから、家族の不満がでない点。また作り慣れたメニューなら、野菜が高い時期なども、臨機応変に安い食材で対応できるうれしいメリットも!

●冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く
家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう

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冷蔵庫の在庫が一目で見渡せれば、必要な買い物も明確になります。どんなに安く買っても、使いきれなければムダ。大上さんによれば、貯まる人は「使い切り」を徹底し、ムダを減らし、必要な量だけを買える仕組みを自然に作っているそうです。

先ほどの「献立ローテ」で3日分の献立を組み、必要な食材を買い出したら、3日後には冷蔵庫がだいたいカラになるはず。
期間は自分がやりやすいように、1週間でも、2日でもOKです。


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