家計簿より節約できるのは「早起き」? 勝手に貯金できる暮らしを作ろう
■夫のお小遣い:毎月のイライラどうすればいい?
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夫の小遣いで悩んでいませんか? 飲み会続きで毎月のように追加の催促をされたり、そもそも小遣いが少ないと文句を言われたり。
でも貯まる人は、夫を上手にやりくりに協力させ、貯蓄の力にしているのです。そのコツを早速チェック!
●夫の小遣いは高めに設定する
貯まる人は、夫の小遣いが総じて高め。ただし、その中でやりくりしてもらい、 “追加はなし”をルールにしていることが多いそう。
夫の小遣いをアップすると、生活は少しツラくなるかもしれません。でも月の途中で家計を崩す要因が避けられると、夫へのイライラも減少。さらに小遣いが上がった夫は、妻に感謝! 家計に協力的になり、仕事にもさらに励むなど、いい流れを生み出すのです。
●夫とお金の話をちょいちょいする
貯まる人は“ちょいちょい”夫に報告や相談をしているのだとか。大上さんいわく
「夫の家計への協力度は貯蓄と比例する」とのこと。おおまかな家計は夫と共有しておくと、困ったときは相談でき、挫折しそうなときは励ましあえるなど、やりくりの安心感も違ってきます。
「夫とお金の話をするとケンカになる」という場合は、旅行や車の買い替えなど、夫が関心を持ちやすいところから入っていくのがコツ。夫が乗ってきたところで、いくら貯めればいいか、そのためにはどこを削ればいいか、と家計の話に持ち込んでみるといいかも!
習慣が変われば暮らしが変わり、暮らしが変わればお金の流れが変わる。そして、一度貯まる暮らしが整うと簡単には崩れず、ずっと貯まり続ける暮らしを手に入れられるのだと、大上さんは語ります。
家計簿や節約することで貯金に挫折してきた人も、これから貯蓄をさらに増やしたい人も、まずは暮らしを整えることから、試してみてはいかがでしょうか。
【まずマネしたい6コの「お金が貯まりだす暮らしの習慣」】
1、家族より30分早く起きる
2、予定を確認し、今日の段取りを決める
3、「ラクに回せる献立」をローテする
4、冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く
5、夫の小遣いは高めに設定する
6、夫とお金の話をちょいちょいする
参考図書、グラフ・イラスト出典:
『お金が勝手に貯まりだす暮らし』
(大上ミカ/著 リベラル社)
これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者。そのリサーチの結果、貯められる人には貯蓄方法よりも「暮らしの習慣」に多くの共通点があった。早起きや、モノの習慣、キッチンの習慣などの暮らしの習慣26個を紹介する。
■大上ミカさんプロフィール
1972年生まれ。マネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「女性セブン」「ダイヤモンドZAi」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。
※アンケート調査概要:2017年6月、株式会社カクワーズ実施。
対象者は全国の家計に関与している25〜44才の既婚女性556人。インターネット調査。貯まる人(115人)=最近1年で100万円以上貯蓄、かつ毎月貯蓄を実行。貯まらない人(106人)=最近1年で貯蓄が40万円以下、かつ毎月貯蓄の実行なしで比較。
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