連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】
子どもの「作ってあげる!」意欲をかきたてる料理絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第26回
■たのしいおりょうり
絵:おおで ゆかこ/監修:福田 淳子/出版社:河出書房新社
「たのしいおりょうり」
絵本と料理のレシピが融合した、子どものためのレシピ絵本第2弾となるのがこちら。紹介されているメニューは卵焼きから始まり、フレンチトースト、ミートローフ、グラタン、炊き込みごはんに茶碗蒸しなどバラエティ豊か! 親子一緒なら4歳程度から、子どもだけなら小学校3年生からとあるように子どもが理解しやすく、料理の基本もしっかりおさえられた内容となっています。イラストを描いているのは「シロクマくつやシリーズ」のおおでゆかこさん。
おしゃれでキュートな動物たちにもぜひ注目してくださいね!
■バムとケロのおいしい絵本
監修:島田 ゆか/料理・レシピ制作:八木 佳奈/出版社:文溪堂
「バムとケロのおいしい絵本」
お粉をこねこねしたら、ぽんぽんと型を抜いて、鍋にぽいぽいっと入れて揚げるだけ。あっという間にドーナツのできあがり! 夢のような山盛りドーナツにうっとりできるだけでなく、絵本に出てくるおやつを忠実に再現したレシピも掲載されているので、絵本を読んだあと実際にキッチンで作ることができちゃいます。バム、ケロ、おじぎちゃんの3種類のステンシルプレートや、クッキーやドーナツの実物大型紙が付録で付いてくるのもうれしい! おいしそうな料理がたくさん登場するバムとケロシリーズの絵本。「読み聞かせして一緒に作ったら嫌いなものが食べられるようになった!」とお子さんの変化を感じたママもいるようです。
■サラダでげんき
作:角野 栄子/絵:長 新太/出版社:福音館書店
「サラダでげんき」
病気になったお母さんに食べさせてあげようと、サラダを作ることにした「りっちゃん」。そこに猫、犬、すずめなど続々と動物たちがやってきて、サラダにいれると元気になる食べ物について、いろんなアドバイスをしてくれます。動物たちの親身なアドバイスを素直に受け入れるりっちゃんにも愛しさがつのってくる、ハートフルな一冊。「お母さんのために、自分にもできることがある」と勇気づけられるお子さんもいるかもしれません。
「作ってみたい!」という子どもの意欲を引き出す、ステキな絵本をご紹介しました。もしかすると「作りたい!」より「作って!」と言われる絵本もあるかもしれませんが(笑)、おしゃべりしながらする親子クッキングはきっと楽しい時間になるはずです。
体験型アトラクションが充実! 親子のおでかけにぴったりなスポット「METoA Ginza」【編集部の「これ、気になる!」 Vol.120】