パートナーが欲しいのはどうして? 自分が本当に欲しいものが何かを考える
結婚したら、パートナーができたら、幸せになれる。そう信じて探しているのに「いいパートナーが見つからない」とお悩みの方はいませんか? 心屋認定講師の石川稀月さんが、パートナー探しに悩むあなたへの処方箋を紹介します。
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■パートナーが見つからないわけ
パートナーが欲しいと思っているけれど、本当はひとりが気楽だと感じてはいませんか? 親が望んでいるから、皆がそうしているから欲しい気がしているだけで、「自分自身、本当はパートナーを望んでいない」場合があります。
あるいは、「本当の自分を知られたら去られてしまう」「最後は悲しい思いをすることになる」といった「自分でも気づかない恐怖」がある場合もあります。実は”幸せ”は小さな不幸や不安とセットになっているもので、リスクを負う覚悟が必要でもあります。
「素晴らしいパートナーを見つけることで、自分の価値を上げたい」と高望みしすぎて、相手が見つからない場合もあります。この場合、本当に欲しいものはパートナーではなくて、人の承認や注目です。
本当に望んでいれば、パートナーはすぐ見つかるもの。
趣味やサークルなど自分が楽しめる異性のいる場所に行って、まずは友達として一緒に過ごしたり、話をしたりする時間を作ってみましょう。
■欠点で愛される
「欠点があったら愛されない」と思って、完璧な人を目指していませんか? 「俺がいなくてもおまえは大丈夫だろ?」などと言われたことがありませんか?
「放っておけない」「ちゃんとできるか心配になる」など、欠点があることやリラックスできる雰囲気を持っていることも、実は魅力のひとつです。
「ちゃんとしなさい、しっかりしなさい、人に迷惑をかけてはいけない」としつけられて育ってきた人は、完璧すぎて近づきにくかったり、相手を緊張させたりしてしまうことが、パートナーができない理由になることもあります。「俺がいないとダメなんだな」と思われたら、しめたものです。
そのようなあなたが頑張るポイントは、「自分が素晴らしくなる」ことではなくて、「周りの人を活躍させる」「周りの人の素晴らしさを見つけてあげること」。自分が既に持っている素晴らしさもたくさん見つけること。そしてまた、どんなに素晴らしくても、あなたを大切にしない人とは関わらないことも大切です。