■だいすけお兄さんがぶち当たった壁とは
――本当に幅広く活躍されていますが、この1年でぶち当たった壁はありますか?
壁だらけです(笑)。おしゃべりをすることにあまり慣れていないので、
バラエティ番組が一番の大きな壁でしたね。自分らしさを伝えるためには何が正解なのかがわからなくて、うまくしゃべれなかったな…とか反省の連続でした。
芸人さんが話を振ってくれてもうまく返せなかったりとか(笑)。「芸人じゃないから、いいんだよ!」ってよく言われるんですけど、僕としてはうまく返したいっていうのがあって。それが大きな壁ではありましたね。
――民放のテレビに初めて出演された時、「だいすけお兄さん、がんばって!」と親心みたいな感覚でした。きっと、日本中のママがそう思っていた気がします(笑)。
そうそうそうそう!(爆笑)。みなさん「大丈夫?」「あぁ~、がんばって」とか、「そんなにツッコまないであげて~、まだ返し慣れてないんだから」ってね(笑)。
――1年たって、私たちママも安心して見られるようになりました(笑)。
いやいやいやいや(笑)。でも、本当にそうやってみなさんが見守ってくれるっていうのはうれしいです。「普段は見ない番組だけど、お兄さんが出るから見てみました」という声もあったりするので、自分ががんばることで子どもも楽しめるコンテンツが増えていったらいいなっていう思いも、より一層強くなりました。
――“だいすけお兄さん”という存在そのものが、この1年でますます大きくなったような感じがします。先ほど「壁ばかり」というお話がありましたが、その壁を壊す方法についても聞かせてください。
1年間反省続きでしたが、終わったことは諦めるというか、割り切るようになりましたね。そして次にやるときは
「ひとつだけ前と変えてみよう」と思うようになりました。「これはできなかったけど、あれはできた」と感じられたらいいなって。クリアできたことが自信にもなりますし、それを積み重ねることで、少しずつ要領みたいなものがわかるようになった気がします。
しかも、自分がダメだったと思っていても、案外まわりの人たちはそんな風に思っていないことがあるんですよね。それが味になっていたりとか、それがあったからこそ次があったりするので、そんなに気にしすぎなくてもいいのかなと。
どうしてもダメな自分ばっかり見ちゃうので、良い自分を見つけてあげること。自分を肯定してあげるっていうのがすごく大事なのかなって、この1年で感じましたね。
■だいすけお兄さん「パパになりたい!」願望アップ!?
まーくんからの「嘘をついたことはありますか?」という質問に、たじたじのだいすけお兄さん。小さな頃に嘘をついて、お母さまに怒られた記憶があるそうですよ!
――『だい!だい!だいすけおにいさん!!』はシーズン2も始まりますが、とくにお気に入りのコーナーは?
ドラマコーナーですね。『おかあさんといっしょ』では、1時間の中でどう子どもたちを盛り上げるかを考えていましたが、みゆちゃん(新井美羽ちゃん)とまーくん(築地まさたかくん)とはずっと一緒にいて、お互いに何かを構築したり、成長できたりっていうのはすごく新鮮で。楽しくもあり、“家族”っていう感覚に近いです。
――それは番組を見ていてすごく感じます。だいすけお兄さんの父性があふれているなって(笑)。よりパパになりたいという意識も強くなったのではないですか?
それはもう! 本当にこんな子がいたらうれしいなって思います。だから、お父さま、お母さまに「どうしたらこんな子に育つんですか?」って聞いちゃったりとか(笑)。
現場でちょっと体調が悪かったりしたら、こういうときはどうすればいいのかなって考えたり…本当に親心みたいな感じですね。
――番組内では「おうちヒーロー☆なんでもできるんニャー」に変身しますが、だいすけお兄さんにとってヒーローとは?
困っていたり、苦しんでいたりする人を元気にしてあげられる存在ですかね。じつは、僕のサインって名前の横に人を書いているんですけど、マントを付けているんです。それはもともと僕のなかで、人を元気づける“スーパーヒーロー”っていうイメージだったんですが、気がついたら自分がヒーローをやっているっていう!
――だいすけお兄さん自身も、ヒーローのような存在でもありますよね!
自分が「そういう存在でいたい」っていうのはありますね。でも、ダイスケニャはドジなところがたくさんあるので、ミニャ、マニャと3人セットで“スーパーヒーロー”ということで考えていただけるとありがたいと思います(笑)。
――かしこまりました(笑)。それでは最後に、子どもとママにメッセージをお願いします。
4月はあらたなスタートの季節ということで、うまくいくこと、いかないこともたくさんあると思います。
僕自身も新しい挑戦ばかりでうまくいかないことがありますが、みんなと一緒に成長していきたいと思っています。そして、元気や楽しさを届けることで「一緒にがんばろう」と思ってもらえる存在になれたらと思いますので、これからもよろしくお願いしますっ!!
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