連載記事:妊娠・出産でもらえるお金2018
「児童手当」の手続き方法は? 里帰り出産は要注意!【妊娠・出産でもらえるお金2018 Vol.4】
■児童手当とは?
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子育てをする費用を支援するために、中学3年生までの子どもがいる世帯に、国がお金を支給する制度。
■児童手当でもらえる金額は、いくら?
もらえる金額は、子どもの年齢、人数、親の所得によって違ってくる。親の所得制限を超えない場合は、下記の表のとおり。所得制限を超えた場合は、子どもの年齢に関係なく、月額5千円となる。所得制限のラインについては、
「児童手当制度の概要」(厚生労働省)を参照。
●児童手当金額一覧表
(厚生労働省HPをもとにエキサイト編集部にて作成)
■児童手当をもらえる人は、どんな人?
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中学3年生までの子どもがいる世帯の世帯主。申請手続きをした翌月分からが支給の対象となり、遡っての支給はされないので、できるだけ早く手続きを!
■コラム1「15日特例」について知っておこう◆
児童手当の支給対象となるのは、申請の手続きをした翌月分から。ただし、月末の出産や引越、災害など、やむを得ない理由で手続きができなかった場合、出産翌日から15日以内に申請し、認定されれば手続きした月も支給対象になる特例がある。
「里帰り出産」は、「やむを得ない理由」の対象外なので、注意!
■コラム2「マイナンバー」制度を知っておこう◆
平成28年1月から運用が始まったマイナンバー制度。マイナンバーとは、住民票を持っているすべての人に与えられる個別の番号のこと。マイナンバー制度がスタートしたことで、生活まわりの手続きが簡素化されていきます。たとえば、本人確認をするための作業(戸籍謄本や印鑑証明の請求など)のとき、これらの書類を取得する費用や手続きが軽減されます。
こんなふうにマイナンバーで個人を特定するようになっていくと、さまざまな手続きの際にマイナンバーが必要になる場面が増えていきます。たとえば、児童手当の申請時や子どもの予防接種時、保育所の入所手続きのときなど。妊娠・出産時は、役所での手続きも多いので、マイナンバーがすぐにわかるように、写メして保存しておくと便利ですね。
■児童手当の手続きの概要:出生届の提出した足で、児童手当の申請を
赤ちゃんが生まれたら、名前を決め、出生届を出す。
その足で児童手当の手続きをするのがスムーズ。ただし、里帰り出産の場合は、いくつか注意ポイントがある。
1)出生届は里帰り先の役所でも提出ができるが、児童手当の手続きは、現住所の市区町村の役所に申請する必要がある。
2)里帰り先で出生届を出す場合、住んでいる地域の役所が出生届けを受理するまで、児童手当の申請は認定されない。ゆえに「里帰り先で出生届を出してから住所地で受理されるまでのタイムラグ」や「住所地での手続きは誰がするか?」など、出産までに児童手当の加入手続きの段取りをチェックしておくと安心。
■児童手当 DATA
※この記事は2018年4月末現在の法令・情報に基づいて書いています
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