連載記事:パパママの本音調査
「空白の世代」だからこそ願う、風疹の予防接種は公費負担になるのか?【パパママの本音調査】 Vol.269
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現在、国内の一部の地域で麻疹(はしか)が流行しています。2016年には東京や大阪でも流行しました。その理由の1つは、予防接種が不十分な世代が存在することによります。そこで、パパママ世代に麻疹(はしか)の予防接種について聞いてみました。
Q.あなたは麻疹(はしか)の予防接種、受けていますか?
1.1回だけ受けている 33.5%
2.2回とも受けている 16.7%
3.今回の感染拡大を受け、予防接種を受けた 0.9%
4.受けていない 9.9%
5.予防接種を受ける予定 0.7%
6.わからない 34.2%
7.その他 4.1%
もっとも多いのは、麻疹の予防接種を受けているかわからないという人で34.2%もいました。次に多いのは、1回だけ予防接種を受けているという人。今のパパママ世代と予防接種が不十分な世代はかなりリンクしているようです。
■予防接種は受けていない・記憶にない人たち
自分の子どもにはしっかり予防接種をしているパパママ世代ですが、自分自身はというとあやふやだったりすることも。
今のうちに確認しておいたほうがいいかも。
「母子手帳を見ても麻疹の欄が無い世代。息子の出産のときに検査をして抗体があるとの報告を受けています」(東京都 40代女性)
「子どもたちは2回受けていますが、自分のことはわからない。歳をとった母は忘れたというし、母子手帳がないんです。麻疹はかかってないと思う。どこかで抗体検査をしたいけど、忙しい病院ばかりで申し訳ない気がして。保健所とかでは検査とか予防接種は無理かな」(佐賀県 40代女性)
「自分が小さいころに受けていたかどうかわかりません。実費で受けるとなると、なかなか大変ですよね。
健康第一ですが、自分に関しては病院にはよっぽど体調が悪くない限り足が向かず、予防のためには動けないです」(香川県 30代女性)
「沖縄修学旅行を控えている息子の予防接種は気にして確認したのに、自分のことまで考えが及ばなかった。やってないなぁ。主人もやってないんじゃないんかなぁ」(神奈川県 50代女性)
「子どもの予防接種はちゃんとしなきゃと思いますが、自分のこととなると…。なかなか、妊婦でもないと抗体があるかも調べないし」(熊本県 30代女性)
「どの注射が麻疹だったんだろう。受けたのかすら記憶にない。かかったら大変ですよね」(福島県 40代女性)