連載記事:親子で参加する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
2020年オリンピックは「ボランティア派? それとも観戦派? 」【親子で参加する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 第3回】
■東京2020大会「何としても観たい!」観戦チケット購入はどうしたら?
東京2020大会に参加するもうひとつの方法といえば、観戦チケットを購入し、観客として開会式や閉会式、競技を楽しむ方法でしょう。今から、チケット争奪戦が予想される東京2020大会。どのように観戦チケットが発売されるのか、マーケティング局チケッティング部の鈴木秀紀さんにうかがいました。
――観戦チケットの購入には、事前登録が必要なんですか?
鈴木秀紀さん(以下、鈴木さん):はい。まずは、下のQRコードを読み取る、または公式サイトにアクセスしてTOKYO 2020 IDを登録してください。
TOKYO 2020 ID 登録のQRコード(左)、登録サイト(右)
ID登録はすでに始まっていて、このIDがウェブサイトでチケットを購入する時のログインIDになります。販売開始後にID登録して購入いただくことも可能ですが、事前登録をすることでチケット販売や最新グッズ、ボランティア募集、イベント案内など、大会に関わる情報が定期的にメールマガジンで配信されます。そのほか、プレゼントなどの企画も検討中なので、まずは登録してみてください。
――事前登録した場合、今後のスケジュールは?
鈴木さん:人気のチケットは抽選になります。当選後、チケットの入手方法は、紙チケット(配送)、プリント(自宅のプリンターで印刷)、モバイルチケット(QRコードを表示)のなかから選べます。
過去大会のチケット。左から紙チケット、プリント、モバイルチケット ⒸTokyo2020
――小中高生向けの低価格チケットも登場しますか?
鈴木さん:現在、チケット戦略に対する有識者会議を行っています。そのなかで、次世代を担う若い人たちにたくさん観戦して欲しいという方向性を打ち出しているので、例えば、親子での観戦、お年寄りや障がいを持たれた方も家族や仲間と一緒に観戦できるような企画チケットを考えていきたいです。そのほか、学校連携の観戦プログラムを100万人規模で検討しています。
――観戦席のカテゴリーや値段は?
鈴木さん:具体的なことはこれからですが、過去大会では大きいスタジアムだと席のカテゴリーは5種類。小さい会場は1、2種類です。
ロンドン大会の陸上競技会場で最も高額な席はおよそ10万円、安いチケットだと3000円弱。パラリンピックはもう少し求めやすい価格でした。
東京2020大会は、家族連れでも購入しやすい価格を設けるなどして、もう少しメリハリをつけようと考えています。
――実際に、会場で観戦することで、熱狂空間を体感できますね。
鈴木さん:大会を作るのはアスリートのパフォーマンスと会場の観客です。また、アスリートのポテンシャルを最大限に引き出すのも観客の力が大きいと思います。
子どもたちにはスポーツ観戦だけではなく、会場で世界の人たちと触れ合い、平和であることの素晴らしさ、そして全力でパフォーマンスするアスリートの努力と全力で応援する観客の熱い気持ちを感じて欲しいです。
特にパラリンピックに注目していただけたら。
ロンドン大会のパラリンピックは満席の会場が多かったようです。チケットの買い求めやすさではなく、国民の障害者スポーツへの意識の高さの表れです。
東京2020大会でも共生社会を打ち出して、多様性のなかで一緒に楽しめたら。特に、小さなお子さんにはパラリンピックのアスリートが頑張っているところを見てほしいですね。
東京で開催できる素晴らしさ、会場に足を運ぶことによって経験できること。子どもたちの人生の財産になるような大会を目指していきたいです。ぜひ、お子さんを連れて満席の会場で応援しましょう!
ボランティアとチケットの事前登録について、さまざまな角度から教えていただきました。東京2020大会はまだ先のこと…なんて思っていたら、あっという間です。
これからさまざまな開催イベントが行われるので、最新情報チェックして、オリンピック・パラリンピックを盛り上げて、そして参加しましょう!
・東京2020大会公式ウェブサイト
取材・文/木村秋子
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