人と目を合わせるのが苦手 この状況から抜け出すには?【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人と目を合わせられない」という、かなさん(40歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。
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■かなさんのお悩み
他人と目を合わせるのが嫌で、目が合うとすぐそらしてしまいます。自分に自信がないし、周りからバカだと思われているのが悲しいです。周りがどう思おうと気にしないようにしていますが、転職先で同じように思われるのもつらいです。最近、自分でも「そうなのかも…」と考えるようになり、何をするにも怖くなりました。どうしたらこの状況から抜け出せるでしょうか。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師の小野美世さんより
かなさん、初めまして。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。
他人と目を合わせるのがいや、周りにどう思われているか気になってしまう、自分に自信がない…というお気持ちをお持ちなのですね。転職先とのことですが、お仕事や職場を変わられる最中なのでしょうか。周りの人とは、うまくやっていきたいですよね。
「どうしたら今の状況から抜け出せるか」について、ヒントになりそうなことをいくつかお話できればと思います。
まず、人と目を合わせるのがいやで、目が合うとすぐそらしてしまうとのこと。
目は「感情の窓」と呼ばれています。目は自分の感情が全部出てしまう場所なのです。恥ずかしい、怖い、緊張している、もっと近づきたい…など、自分の心にあることが表れてしまい、隠せない。
ですので、「人と目が合うのがいや」というのは、「自分の心にある感情を、他人に知られるのがいや」ということと同じです。自分が何を感じているのかを周りの人に知られるのが怖いので、それを避けるために「目をそらす」という行動が起こります。
では、かなさんは、ご自身の中にあるどんな感情を知られたくないと思っているのでしょうか。
それは、次に書いてくださっていますが、
・自分に自信がないと思っていること
・周りから自分はバカだと思われているのではないか、とビクビクしていること
・自分でも自分のことをバカであるように感じて、何をするにも怖くなっていること
・本当は、周りの人とうまくやっていきたいこと
といったことかなと思います。
これらの感情を、自分の中のみにとどめて、他の人には言わないでいる、知られないようにしている。
あるいは、なんと言っていいのかわからない。そんな気持ちをお持ちなのではないでしょうか。