人間関係「人の目が怖くて、ずっと苦しんでいます…」【心屋仁之助 塾】
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の目が怖くて、人間関係が苦しい」という、ぽぽんたさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。
■ぽぽんたさんのお悩み
私はずーっと人間関係に苦しんでます。いわゆる”普通”がわからないので、大勢の中にいることや、人との関わりを怖く感じます。「私はここにいてはいけないのではないか?」「バカにされてないか?」と人の目が怖いのです。主婦ですが、ご近所や婦人会など、人付き合いはついて回ります。どうしたらこの孤独感や不安から解放されるでしょうか。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより
ぽぽんたさん、ご相談ありがとうございます。
人付き合いは、どこにもついて回りますもんね…。その間ずっと怖さや孤独感、不安を感じているのはとてもつらいですよね。私もぽぽんたさんと同じく、人といてもずっと孤独感を感じていたので、お気持ちがとても分かります。
けれど、今はほとんど気にならなくなってきましたし、ぽぽんたさんもきっと楽になっていけるので大丈夫ですよ! ぽぽんたさんが楽になる方法を一緒に考えていきましょうね。
人間関係での距離感や自分の役割の多くは、子どもの頃の家族との距離感や、家族の中の自分の役割が基礎となって身についていると言われています。
ご相談内容だけではわかりませんが、ぽぽんたさんは、子どもの頃の家庭内で「私はここにいてはいけないのではないか?」と感じてはいませんでしたか?
そこで、次の言葉を口に出して言ってみてください。
「お母さん、役に立てなくてごめんなさい」
「お母さん、助けてあげられなくてごめんなさい」
言ってみて、何か思い出すことはありましたか? どんな気持ちになりましたか?
もしも気持ちの変化を感じたら、家族の中、特に関係の深いお母さんとの間で、「自分は役に立てない存在」と思うことがあったのかもしれません。
大好きだったお母さんによく怒られたり、ガッカリされたり、ほかの兄弟ばかりほめられたりするなかで、
「自分はお母さんの役に立てない存在なんだ」
「私なんて、お母さんを喜ばせることができない。ダメな子どもなんだ」
「大変そうなお母さんを助けられない役立たずなんだ」
などと、自分で自分を責め続けてはいなかったでしょうか。自分のことを「役立たずで存在する価値もない人だ!」と自分で否定していなかったでしょうか?