30代半ば「やりたいこと、好きなことが見つからず不安…」【心屋仁之助 塾】
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「30代になっても、自分の好きなことが見つけられない」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾認定講師の田中佐緒利さんからアドバイスをいただきました。
■まなおさんのお悩み
34歳のこの歳になっても、自分のやりたいこと、好きなことが見つけられません。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の田中佐緒利さんより
こんにちは。心屋塾認定講師・田中佐緒利です。
自分がなにをしたいのか? 自分がなにを好きなのか? それがわからないと、なんだかモヤモヤしますよね。少しでも心が軽くなるようなヒントをお伝えさせていただきますね。
まず「やりたいこと・好きなことがわからない自分」を理解しているということは、つまるところ、まなおさんは今「大してやりたくないことや好きではないこと」に、多くの時間、お金、愛情、エネルギーを注いでいる…と感じていらっしゃるのかもしれません。
そうだとすれば、ではなぜ「やりたくないこと・好きではないこと」ばかりに、大切な時間やお金、愛情、エネルギーを注いでしまうのか。その原因をじっと見つめていってみましょう。
手始めに「自分の心にブレーキをかけているのはなにか?」がわかるワークをご紹介します。
まずは以下を紙に書き出してみてください。
1.あなたが今「やりたくないのにやっていること」はなんですか?
2.あなたが今「やりたいのにやっていないこと」はなんですか?
どんな些細なことでもかまいません。
1.では、「やりたくないな」「これをやるのは嫌だ」「好きではないな」と感じながらやっていることを、すべて書き出してみてください。
2.では、仕事になるから、お金になるからといった損得を抜きにして、ただシンプルに「やってみたい」と思うことを、小さなことから大きなことまで書いてみましょう。
例えば、チョコレートが食べたい、こんな洋服が着たい、散歩したい、あるいは宇宙旅行をしたい、プライベートビーチで遊びたい等々、どんなことでも結構です。
書き終わったら、次の質問です。
3.あなたは「今やっている本当はやりたくないこと・好きではないこと」をやめてしまうと、人からどう思われそうですか? やめてしまうと、どうなってしまいそうですか?
4.書き出した「やってみたいこと・好きなこと」をやると、人からどう思われそうですか? やりたいことだけをやっていると、どうなってしまいそうですか?
それをやると(やめると)どうなるのか、人からどう思われそうなのか、なんと言われそうなのか、恐ろしいことになるのではないか?…等々、思うことをそれぞれ全部書き出してみてください。
書き終わったら、その項目をあらためてよく見返します。
すると、あなたが「やりたくないのにやっていること」をやめられない、あるいは「やりたいこと」を始められないのは、「それをやってしまうと(やめてしまうと)、こんな恐ろしいことになるに違いない」と無意識に思い込んでいるから…という可能性が浮かび上がってきませんか?
つまり、3.と4.の質問で出てきた答えを怖がっていて、一歩踏み出す心にブレーキをかけている、ということです。
しかし、それは悪い妄想に過ぎない可能性もあります。恐れているようなことは、なにひとつ起きないかもしれないのです。