自信がない「自分には価値があるの?」前向きに行動できません【心屋仁之助 塾】
©peach100- stock.adobe.com
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てず、前向きに行動ができない」という、aliさん(23歳・無職)に、心屋塾認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。
■aliさんのお悩み
どうすれば自信を持って、行動できるようになりますか?
以前は成功する望みもあると思えていたのに、今は不安しか抱けません。したいことをする勇気も多少はあったのですが、今はすべてに恐怖を感じる日々です。
自分の価値に確信が持てたことがありません。見た目を気にして整えても、なにかが少しできたとしても、「そんなものは上辺だけで大したことはない、本質はそんな人間じゃない」という思いが拭えません。なにもかも人より劣っていて、誰かに認められることはない、という気持ちになります。
こうした恐怖を少しでも減らし、新しいことにチャレンジする希望を持つにはどうしたらいいでしょうか。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の小林威之さんより
aliさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。自分に自信が持てず、前向きに行動できないとお悩みなのですね。
心理カウンセラーという仕事柄、私にとっても「自信」は切っても切り離せない言葉です。お悩み相談においても「自信がない」という言葉はたくさん聞かれます。自信を持つにはどうすればいいのか、自信を失ってしまった場合にはどう取り戻せばいいのか…等々、「自信」について考えない日がありません。
aliさんは、自信ってなんだと思いますか? 自信がある人ってどんな人だと思いますか?
自信がある人というと、イコール「前向きで失敗を恐れない人」だと考えがちですが、私は違うと思っています。
本当に自分に自信がある人というのは、成功しても失敗しても揺るがない人ではないでしょうか。誰かに評価されなくても揺るがないのです。
逆に、成功や他人からの評価ばかりを気にしている人は、たとえうまくいっていたとしても、それは「本当の自信」とはいえません。失敗したり、周りの人から評価されなくなったりすれば、その自信は一気に崩れてしまうからです。言葉は厳しいですが、それはただ虚勢を張っているだけ、ともいえます。