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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義理の家族と別居したい」という、ままちんさん(43歳・正社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。
■ままちんさんのお悩み
義理の家族と同居して17年経ちますが、別居したくて仕方がありません。夫が長男で、結婚当初から当たり前のように同居となりました。言われるがまま「いい嫁」を演じていた気がします。
夫の浮気発覚後に心屋さんと出会い、その後は「自分らしく生きたい」と思うようになり、「断ること」も実行するようになりました。
「言いたいことも、伝えなければ伝わらない」と学び、義母に発言をすると強く言い返され、なにを頼むのも怖くなり、怒りの感情をただ抑えるだけの人生になっています。夫も家を出るつもりはなく、話をしても「お前だけ出て行けばいい」と返されます。
2人の子どもたちは、気をつかいつつも義母が大好きなようです。家族4人だけで行動したくても、義母を誘ってあげるようないい子たちです。
義母は私が嫌っていることに気づいていると思いますが、誘われないと不機嫌になり、怒ります。夫と義母も不仲なので、一緒に行動しているとストレスがたまって仕方ありません。でも、子どもが「一緒に行こう」と誘い、断らず一緒についてくる義母なので、どうしようもありません。
さらに義弟も糖尿病で、10年以上職に就くことなく家にいて、記名していなければ、冷蔵庫にあるものをすべて食べてしまう始末です。義弟と義母も不仲ですし、結婚前は温かい家族に囲まれて過ごしてきた私には、想像もできなかった生活を送っています。
私は潜在意識の中で“被害者”になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思っておりますが、皆が感情で話すので、話し合いすらできません。
笑顔も消えました。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんより
ままちんさん、こんにちは。心屋塾認定講師・坂崎ひでこです。
温かな家族のなか、笑顔で育ってきた人が、話が通じない気性の激しい人たちのなかで、17年間もよく我慢されてきましたね。
しかもその間、子育てもして、正社員でもある。たくさん頑張ってきたのでしょうね。そして、そんななかで心屋に出会ってくれた。
「断る」を実践してみた。すばらしい挑戦だと思います。
ところが残念ながら、気持ちが通じなかったのですね。
義理の家族はおそらく「自分たちは話し合いができていて、居心地のいい家族で、嫁ともうまくやっている」と信じているのだろうと推測します。
今の状態が、あの人たちの「話し合い」の形なのでしょう。あるいは「話し合いが必要なことなど特にない」と思っているのでしょう。だって、各々言いたいことはその場で言ってスッキリ、しているのですから。
義理の家族同士も不仲とのことですが、ままちんさんにはそう見えても、実際は違うかもしれません。
義理の家族は、現状のままで十分に穏やかな関係・状態だと感じているのでしょう。
そのくらい、自分と他人の感覚は違います。他人は「エイリアン」だと思ってちょうどいいくらいだと思います。