私は無価値?「頑張っているのに、感謝されない」むなしくなってしまう…【心屋仁之助 塾】
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「感謝されないと、むなしくなってしまう」という、モカ次郎さん(39歳・看護師)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。
■モカ次郎さんのお悩み
私は病院で管理職として働いています。責任感はたぶん強いほうで、仕事でも家庭でも「相手にとってどうしてあげたらよいのか」と考えて行動します。
しかし、それを感謝してもらえなかったり、心で感謝していたとしても言葉で伝えてもらえなかったりすると、「自分ばかりが頑張らなくてはならない」「相手に私の頑張りは伝わっていない」とむなしくなり、疲れてしまう…ということが多くあります。
疲弊して自分のつらさばかりを繰り返し伝えていたら、夫に浮気をされました。それをきっかけに、「相手のために」という気持ちではなく「自分がしたいから」という意味づけに変えて行動するようにしていますが、まだまだ感情のコントロールがうまくいかないことが多く、困っています。
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の平川裕勝さんより
お悩みを拝見して、モカ次郎さんは自分より相手のことを優先して、頑張って生きてこられたやさしい人なのだなと感じました。
相手のことを優先し、仕事も責任持ってやっているのに、周りの人は感謝してくれない。「ありがとう」を言ってくれない。これだけ頑張っているのに、認めてくれない…。さぞかし、つらかったことでしょう。
私も以前は、モカ次郎さんと同じでした。他人を優先し、その頑張りを認められないと虚無感に襲われ、そしてまた頑張ってしまう…。そんな人生をずっと過ごしていました。
私が学んだことを、お伝えさせてもらいますね。
まず、モカ次郎さんが「認めてもらいたい」と思っているのは、本当は「誰から」でしょう? 実は他人ではなく自分自身、ということはないでしょうか。
自分のなかには、冷たいところやわがままなところもあるのはわかっているのに、頑張り屋だったり人にやさしいといった「ちゃんとした自分」しか認めていない、または認めることができていないのではないでしょうか。
そうすると、自分の代わりに他人に認めてもらおうとして、その「ちゃんとした自分」だけを増やそうと一生懸命、頑張ってしまいがちです。
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