夫の転勤リスク「ついて行く? それとも単身赴任?」メリット・デメリット
©taka- stock.adobe.com
「この春から、夫の転勤が決まった…」。
夫の転勤について行くにしても、行かずに単身赴任となるにしても、家族にとって大きな環境の変化となることは間違いありません。
今回は、
夫の転勤についていく場合、逆に妻子は残って単身赴任となる場合、それぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。
■夫の転勤「ついて行く? それとも単身赴任?」
夫から「転勤が決まった」と告げられたとき、心の中にはさまざまな不安や疑問がわきあがってくると思います。
「家はどうするの?」
「ついて行くなら、子どもの学校は?」
「私の仕事はどうなる?」
「ついていった赴任先で、私ができる仕事はあるの?」
といった疑問から、
「今の環境や状況が、変わってしまうのかも…」
「今と同じ生活を送ることはできない?」
というような不安ではないでしょうか。
安定している今の状態を変えたくはない。
思いもしない変化に、自分は対応できるのだろうか…。そうした変化への不安は誰しもあるものです。
また、転勤期間がはっきり決まっていない、そもそも戻って来られるかどうかもわからないこともありますよね。現在の生活をどこまで残していくのか? といった問題に頭を悩ませることも少なくないでしょう。
■転勤夫についていく場合の「メリット・デメリット」
では、夫が転勤する場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
まずは、家族全員が転勤先へついていく場合のメリット、デメリットを考えてみましょう。
赴任先についていく場合のメリットは
「家族の絆が強くなること」です。ほとんど知らない土地に住み始めるとなると、最初、頼れる存在は家族だけになりますよね。そうなると、何か問題や心配事が起きたときは家族一丸となって問題に対処せざるを得なくなります。
「自分たちだけで乗り切るしかない!」という思いが強まり、家族一人ひとりが考え、行動していく機会が増えます。
その結果、団結力が深まっていくわけです。家族以外の人に頼るという選択肢がなくなるデメリットによって、家族の絆が強まるメリットが大きくなるのでしょう。
また、夫目線で考えると、仕事をする場所は変わりますが、
家に帰れば今までと同じ家族の空間があるので安心できます。リラックスできる場所があると、仕事にも不安なく打ち込むことができるでしょう。
一方、デメリットとしては
「ほとんどの場合、妻は仕事をやめなければいけない」「赴任先で就ける仕事があるかどうかわからない」などがあげられます。
また、夫とは違い、妻はご近所づきあいや地域と関わる機会がこれまで以上に増えることも…。子どもが園や学校に通うとなればなおさらです。
そうなると、
土地の人となじめるかどうかといった不安も妻は抱えることになるでしょう。