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子どもの成長に伴い家計が圧迫されて、やりくりに悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。うまくやりくりをするための手立てとして家計簿をつけようと思っても、「つけるのが面倒だし、時間もなくて難しい…」というママもいるでしょう。
そんな人たちに人気主婦ブロガー・あきさんによる「ズボラ家計簿」をご紹介します。2年間で350万円貯まったという魔法のようなノート。
今回は、
『1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる! 「ズボラ家計管理」トレーニング』と
『1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖』からその家計簿の秘密に迫ります!
『1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖』より
あきさん
東京都在住、夫、子ども3人の5人家族。家計簿歴10年以上なのに貯められなかった主婦が一転。1日1行つけるだけの家計簿に変えただけで、わずか2年で350万円の資産を作ることに成功。このオリジナル家計簿のコツを紹介したブログは、読者からの問い合わせが絶えない人気ブログに。
あきさんのブログ:
2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ
■「ズボラ家計簿」とは
「ズボラ家計簿」とは一体どのようなものなのでしょう。これまで家計簿をつけて続かなかった人、「面倒くさそう」とやったことがない人。どちらの人にもおすすめなのが、あきさんの「ズボラ家計簿」です。
あきさんは、家計簿を長く続けるコツは「がんばりすぎないこと」といいます。
まずはユルイ気持ちでズボラ家計簿に取り組んでみるだけで、家計管理ができるようになり、いつの間にか“一生もののやりくり力”が身に付きます。
前半では、ズボラ家計簿の簡単な付け方をご紹介します。そして後半では、「どうやってもお金が貯まらない」を解決するための第1歩をご紹介いたします。
■「ズボラ家計簿」の付け方
「ズボラ家計簿」の付け方は、たった3ステップ。費目分けして、1行家計簿をつけて、振り返るだけ。さっそく付け方をご紹介します。
▼ステップ1、費目を決める
「必ずいるもの支出」と「余計なもの支出」が一見してわかる (『1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖』より)
あきさんは、「家計簿で最も重要なのが費目を決めること」といいます。そしてズボラ家計簿を成功させるカギも
「費目分け」にあります。
大切なのは支出の性格に基づいて、できるだけ費目を少なくすること。費目の数が多すぎると、家計簿付けに時間がかかったり、「この支出、何費にしようかな?」と迷ったりします。さらに、「雑貨」や「その他」というあいまいな費目を作ってしまうと、「わからないものは雑貨やその他に入れておけばいいや…」となってしまいムダが浮き彫りにならなくなります。
<費目の決め方>
●できるだけ費目を少なくする
●基本は、「固定費」、「生活費」、「特別費」、「預貯金」の4つ
●「なくてもいい支出」は「食費」や「日用品」には入れない
●「なくても生活できるもの」は「娯楽費」にする
●旅行費、車検代など比較的高額で、年単位で考える支出は、「特別費」にする
毎月管理するのは4~7費目にすると、記入も集計も楽になります。なくても生活できて、月に何度か支払いが発生するものは「娯楽費」、高額で年に何度かしかないものは「特別費」とします。
▼ステップ2、1行家計簿をつける
サンプル家計簿では、「食費」「日用品費」「娯楽費」「特別費」「教育費」「習い事」「小遣い」の7つに費目分け (『「ズボラ家計簿」練習帖』より)
用意するのは、ノート1冊。1ヶ月分は、片面1ページ分だけです。ここに1日1回、お財布からレシートを出して、その合計金額を書く。たったこれだけです。
いつからでも始められますが、あきさんは「給料日から始めることがおすすめ」といいます。
<1行家計簿のポイント>
・初めは予算を気にしない、細かい残高計算もなし!
・まずはレシートの合計金額をもとに、1日1行で支出を書く
・費目ごとに分けることで「必要なもの」と「必要ではないもの」が明確化される
<あきの家計簿・ズボラルール>
●最初のうちは残高が合わなくてもOK!(残高が合わない時は、無理やり合わせてもOK!)
●毎日つけなくてOK!
●数日分まとめて1日分にしてつけてもOK!
●面倒なら端数を繰り上げて、だいたいで書いてもOK!
●数字が苦手なら毎日の計算はしなくてOK!(月末にまとめて計算)
●サボってしまった月があっても、その月は未記入にして、また翌月から再開すればOK!(ためているレシート分を全部つけようとしない)
出典:『1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる! 「ズボラ家計管理」トレーニング』
▼ステップ3、1ヶ月後に振り返ってみる
『1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖』より
まずは1ヶ月、「1日1行」家計簿をつけてみたら、どんなことにお金を使ったのか振り返ってみます。
もちろんこれだけで家計が改善することはできません。でも、今まで「1ヶ月にいくら使っているかわからない」と思っていたものが、
“見える化”して把握できただけで、いざ! わが家の支出と向き合うことができそうですね。