20のルールで夫婦関係が良好に『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』(前編)
「子育ては母親メイン」という価値観が強いなか…どうやって夫に家事育児に参加してもらい夫婦関係も良好な形を築くのかというのは、多くの人が抱える悩み。どんな解決策があるのでしょうか…。
漫画家・水谷さるころさんは、夫といがみ合わずに暮らしたい! をテーマに自分たちに必要なルールを導き出しました。
フェアな子育て実現のために奮闘する日々を描いた
『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』では、そのルールを解説。この1冊に、あなたの家庭の働き方改革のヒントが隠れているかも。
家の中のことは漫画に描いてもいいという夫婦間の約束の元、夫婦の日常をオープンに見せるエッセイ漫画が人気の水谷さるころさん。夫婦関係を良好にするコツ、子育てについてをお話くださいました。
■夫は、論破されると喜ぶタイプ
――夫・野田Dさんは、どのような人ですか?
うちの夫は、論破されるとキュンとするタイプなんです。自分をロジックや何かで負かしてくれる、自分より優れている何かしらの能力があって、学びがあるのがいいらしいです。
NOが言えないタイプの人だと、何も返って来ないから、得るものもない。それがつまらないのだそうです。言い返してくれて、自分が間違っている時に、間違ってるって言ってくれる人が好き…という、ちょっと不思議な人です。
■失敗から学んだのは、頑張りすぎないこと
――はっきりNOをいう妻、論破されたい夫。相性がとてもいいですね。
そうですね。相性はとてもいいと思います。私は、最初の結婚では自分さえ頑張ればいい…NOを言うより頑張ればいいという考えでした。
――なぜ変わったのですか?
離婚を通し反省したことは
頑張りすぎるのってよくないなってこと。自己責任という言葉で、「自分が頑張ればOK」という感覚が今の社会には蔓延していますよね。でも、そうやってすべて自分で背負ってもダメだし、人のせいにしていてもダメだし、バランスを取ることが大事なんだと気がついたのです。人の人生まで背負うのって無理なんですよね。
夫はこういう人だから、私がこう頑張ればいいっていう解決法には限界があるんです。それを反省した結果、NOとかこれは無理とハッキリ言えるようになりました。そしていい関係を築けるようになりました。