下味つけて冷凍するだけで料理が9割完成!「冷凍おかず」作り方のコツ&レシピ
仕事や育児で忙しく働いた日、一から料理をするのは気が重たいですよね。せめて下準備なしでいきなり調理できたら、ママの苦労はだいぶ減るもの。
「手軽につくれて誰もが美味しく食べられる」をモットーにレシピ開発を行う新谷友里江さんの
『定番おかずがぜ~んぶおいしく冷凍できちゃった100』は、保存袋に切った野菜や肉を入れ下味をつけて冷凍するだけで、
9割料理が完成します。
新谷友里江(にいや ゆりえ)さん プロフィール
祐成陽子クッキングアートセミナー卒業後、祐成双葉氏のアシスタントを経て独立。料理家、管理栄養士として活躍中の二児の母。『オレンジページ』をはじめとする料理雑誌、女性ファッション誌でのレシピ開発や調理、スタイリングを担当。
公式サイト:
http://cook-dn.com/
Instagram:
@yurie_niiya
この冷凍おかずを作っておけば、解凍・加熱するだけでボリュームのあるおかずが1品完成! 忙しい毎日にホッと一息つく時間ができます。本書より、冷凍おかずのコツとレシピをご紹介しましょう。
■しっかり美味しく仕上げる「冷凍おかず」のコツ
「冷凍」と聞くと「味が落ちそう…」と思う人もいるかもしれません。冷凍おかずを美味しく仕上げるにはちょっとしたポイントがあります。そのコツをいくつかご紹介しましょう。
【冷凍おかずのコツ1】 野菜を入れるのは最後!
保存袋に調味料を入れたらまずは肉や魚を入れましょう。このとき、1枚1枚に調味料がいきわたるように、もみ込みます。肉・魚を調味料でもみ込んだあとに野菜を投入すると、加熱したときにほどよく味が行き渡り、味が濃くなりすぎるのを防ぐことができます。
【冷凍おかずのコツ2】 パサつきがちな食材にはオイルをプラス
たんぱくな魚料理は仕上がりがパサパサしてしまうことも。食感が気になる白身魚などは保存袋に
オイルをプラスしてみましょう。すると、ふっくら柔らかな仕上がりになって美味しさがアップします。
【冷凍おかずのコツ3】 平らに整えて均一解凍!
冷凍するときには保存袋の空気を抜き、できるだけ
平らな状態にして冷凍庫に保存しましょう。平らにすることでいくつものストックを収納することができ、素早く均一に解凍することができます。
■「すぐ完成」の冷凍おかずレシピ
「お腹すいた!」の声にすぐ対応できる冷凍おかずレシピ。なかでもお肉と野菜がたっぷりで、洗い物も少ない
「丼ぶりレシピ」はとても便利。
今回は書籍より、大人も子どもも大満足の
「豚丼」レシピをご紹介しましょう。濃いめの味付けで、玉ねぎやニラ、にんじんなどの野菜と、お肉をしっかり炒めるのでお腹も満足! 小さいお子さんの場合はニラやにんじんなどを少し小さめにカットしておくとより食べやすいかもしれませんね。
お肉も野菜も!「豚丼」
<材料 2人分>
豚こま切れ肉 200g
玉ねぎ 1/4個
にら 1/3束(30g)
にんじん 1/5本(30g)
<A>
・しょうゆ、みりん、酒 各大さじ1と1/2
・砂糖 大さじ1/2
ごはん 適量
<冷凍おかずの作り方>
1、豚肉は大きければ一口大に切る。玉ねぎは薄切り、にらは4cm長さに切る。にんじんは短冊切りにする。
2、保存袋にAをまぜ合わせ、豚肉を入れてもみ込む。野菜を加えて空気を抜き、袋の口を閉じて平らにし、冷凍する。
<作り方>
半解凍でフライパンに入れ、ふたをして中火にかける。ときどき
ほぐしながら弱火にし、10~12分煮る。器に盛ったごはんにのせる。