逆モラハラ?「子どものしつけで妻から責められ…」どうしたらいいかわからない夫【ココロで読み解く「ママのお悩み相談室」 第3回】
イラスト:中村こてつ
こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。
これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。
そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。
今回は、「夫の愚痴 甘え? それともモラハラ? やってはいけない妻の対応」という記事に寄せられたお悩みです。
夫の愚痴「甘え? それともモラハラ?」やってはいけない妻のNG対応
記事では、夫から愚痴をぶつけられる妻側の立場に立ってお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、子どもに対する注意の仕方について、妻から責められてしまう夫からのご相談です。
■お悩み:モラハラ妻? 子どものしつけで責め立てられる夫
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小5男の子、高3女子、21歳社会人、そして妻の5人というごく普通のサラリーマン家族です。
よく生活の中で、子どもに「また靴直していない」「また湯沸かしのスイッチ切ってないな」「ゴミが落ちてるのに見て見ぬふりか」など、小言のようなことをついつい言ってしまいます。
そのため、ちょっと妻と口げんかになった時には「あなたもたまに同じことをしているんだから、人のこと言える立場じゃないでしょ」と昔の失敗などいくつも掘り返してきて責め立てられます。
でも、だからといって注意しなかったらしなかったで「なんで注意しないの?」「子どもたちに関心がない」などと責められます。
どう対応したらいいでしょうか?
■回答:子どもを通して自分が責められているように感じる妻
普段、仕事で忙しいお父さんが、これほど日常生活の細かいところまで注意できるというのは、関心がないどころか逆によく子どものことを見ている方だと思います。
しかし、せっかく子どもに良かれと思って言っているのに、妻からそれを否定されて、どうしたらいいのかわからなくなってしまう気持ちも理解できます。
人工知能研究者、脳科学コメンテイターで『妻のトリセツ』(講談社+α新書)著者である黒川伊保子さんによると、女性脳の中では一定程度の体験記憶が「心の動き」と共に格納され、それをトリガー(引き金)にして、過去の類似体験を瞬時に引き出すことができるそうです(「俺のごはんは?」育児でヘトヘト妻の“怒りの地雷”を踏む夫の一言【夫にイライラするのはどうして? 脳から科学する“妻のトリセツ” 第2回】参照)。
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もしかすると妻は、かつて夫が子どもと同じ行動をとってイライラした記憶を、夫との口げんかを引き金に思い出したのかもしれません。
または、子どもが叱られていることを妻自身も苦手と感じていたり(例えば、妻もスイッチを切り忘れるなど)、きちんと子どもをしつけできていないと遠回しに夫から責められているように感じて、反発したくなったのかもしれません。
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