義母からの「ありがた迷惑なプレゼント」断り方、処分の仕方
どうして義母からのプレゼントにイライラするのか
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好意とはいえ、なぜか心にモヤモヤしたストレスが残る義母からの困ったプレゼント。実母や夫、友だちなどから贈られたプレゼントより負担に感じるのはどうしてなのでしょうか。それは、贈られたプレゼントが、
義母のエゴイズム(自己満足)に感じられるからかもしれません。
ママやパパ、子どもの趣味や要望も聞かずに贈ってくる場合は、義母が単に自分のプレゼント欲を満たしたいだけとも考えられます。それは悪気なく無意識でやっていることかもしれないため、ママは強く言いにくいですよね。
そのうえ、義母からは感謝の言葉や態度を暗に求められるから、「ありがとうございます」「うれしいです」と心にもない言葉を口にしなければならず、自分に
嘘をついてる心苦しさを感じるのでしょう。さらに、義母の好意であるプレゼントを
ムダにしてしまう罪悪感の2本立てでママを苦しめています。
それが積み重なってくるとストレスになり、義母と会うのが億劫になったり、義母自身を好きになれなくなるでしょう。
そうなるくらいなら、口では義母に「ありがとうございます」と伝えはしても、感謝の気持ちは無理に持たなくてもいいですし、「困る」とはっきり言ってもいいと思います。
妻のイライラを増幅させる「夫の無責任な言葉」
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義母からの「ありがた迷惑なプレゼント」に対して、妻が断っているのに、夫は
「いいじゃん、もらっておけば」というケースも少なくありません。
おそらく夫の「もらっておけばいいじゃん」は多くの場合、あまり考えずに発している言葉だと思われます。義母からのプレゼントを断るために、自分がなにか行動しなければいけないのは面倒だから「もらっておけば」なのでしょう。
また、夫と義母は実の親子ですから価値観も近いところがあり、妻にとっては困ったプレゼントでも夫は「どうして困るの?」と不思議に思っていることもあるでしょう。
その場合は、「私は嫌なんです」としっかり伝えて、例えばゲームやスマホを受け取った場合「これで勉強しなくなったらどうする? あなた面倒を見てくれる?」とちゃんと考えて欲しい気持ちを訴えましょう。義母のプレゼントを断るより、受け取った方が面倒くさいことを認識してもらうのです。
義理の親といえど、もともとは他人です。
夫も家族ではありながら他人です。育ってきた環境が違うのですから、プレゼント一つとっても
価値観の違いは出てくるものです。
一方で、妻の「親なんだから、こうしてくれるのは当たり前」「夫なんだから言わなくてもわかるでしょう」と
伝える努力をおろそかにするのも甘えといえます。
たかがプレゼント、されどプレゼント。そんな小さなストレスが積もり積もれば、義母や夫に対して「顔も見たくない」の気持ちが爆発しかねません。それを避けるためにも「お礼は言うけれど、困ったプレゼントは毅然と断る」という姿勢が肝心です。
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