長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは


■夫婦喧嘩を早く収める、仲直りする方法

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夫婦喧嘩は決して悪いことではありませんが、感情的になりすぎて長引いてしまうのはメリットよりデメリットの方が上回ってしまいます。

問題を解決しつつ、夫婦喧嘩を早く収める、早く仲直りする方法はあるのでしょうか。

アメリカの精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学パーソナリティ理論に「交流分析」というものがあります。これは、人には3つの心(自我)があり、
相手をほめたりねぎらったりする親の心(P)と、
状況を判断をする大人の心(A)、
天真爛漫に振る舞ったり、頼ったりする子どもの心(C)
に分けられます(日本交流分析協会交流分析士(TA)とは」より)。

この3つのうちのA、「大人の心を持って状況を冷静に判断し、相手と接すること」が、夫婦喧嘩を早く収める早道と言えるでしょう。

怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。感情を一旦引っ込めて、Aの心、フラットな気持ちで相手に接するように意識しましょう。

具体的には、「あなたはこう思ったんだね」「そういうことがあったんだね」と事実だけを話すようにします。
事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。

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もともと、男性はAの心が強い傾向にあるため、妻が率先してAの心に戻ることで、ヒートアップした感情が落ち着き、冷静さを取り戻していきます。そこで、どうして喧嘩になったのか、改めて事実だけを整理して伝えるようにすれば、Aの心が強い男性は共感までいかなくても「そうだったのか」と理解するようになります。

ただし「感情を抑えてAの心で接する」というのは言うのは簡単ですが、怒りで感情が高ぶっているときはなかなか難しいですよね。そういうときは一旦、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けましょう。

これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンがうながされます


夫と離れたところで深呼吸して、落ち着いたら「私は何に対して怒っているんだろう」と本題を整理。それから、改めてAの心で夫に伝えることで喧嘩の長期戦は回避できるようになるでしょう。

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