2021年4月13日 20:00|ウーマンエキサイト

パートナーがずっと家にいるストレス、うつになる前に「分ける・区切る」

目次

・家族の目があると手を抜けない罪悪感とプレッシャー
・パートナーをストレスと感じないために「分ける・区切る」
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コロナ禍で会社の業種に関わらず、全社員リモートワークとなった企業も少なくありません。そうなると、毎日通勤していたパートナーがずっと家にいる状態となります。

ある家庭では、多忙を極めていた夫が、仕事をしているとはいえ家にいてくれるという安心感があり、夫婦仲が良くなったという例ある一方で、夫の存在にプレッシャーを感じてしまう妻も少なからずいるようです。

それが長期間になればなるほど気持ちが沈み、「一生パートナーが家にいる」という事実に絶望感さえ感じる人もいるようです。

どうして、パートナーの在宅にプレッシャーを感じるのでしょうか?そうならない方法はあるのでしょうか?

■家族の目があると手を抜けない罪悪感とプレッシャー


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例えば、家事・育児の多くを妻が担っている家庭の場合、妻は24時間365日働いているようなものでしょう。子どもが小さければなおさらです。

1人になれる時間があればホッと一息つける時間も持てるでしょうが、夫がリモートワークでずっと在宅となると気をつかいますよね。テレビをゆっくり観たり、友だちと長電話したりといったことに罪悪感を抱くこともあるでしょう。

また、夫が家にいることで、家事育児のルーティンも変わってきます。これまでは、簡単にすませていたお昼ごはんにも手が抜けない、好きな時に出かけていた子どもとの散歩も夫のオンライン会議に合わせるなど、自分の都合だけでは動けなくなるでしょう。

夫からこうしてほしいなど何か言われたわけでもないのに、感じてしまう罪悪感やプレッシャー。これまで通り、自分のペースで進められない家事や育児。
とくに、育休中の方や専業主婦の方など、家で過ごす時間が長い方は、不自由さを感じることが多いと思います。

夫の定年後に訪れるはずだった「夫婦ともに家にいる生活」が、コロナ禍で急に何十年も前倒しになったことで、気持ちや生活の準備ができていないから、一層つらく感じるのかもしれません。まして今はまだ子どもがいて手もかかります。

しかし、裏を返せば、そういった問題が若い今のうちにわかって良かったともいえます。夫の定年後に夫源病(夫を原因とする妻の心や体の不調)に悩まされる妻は少なくありません。それを20〜30代で体験できたというのは、順応や立て直しもしやすく、定年後のギスギスが回避できるかもしれません。

逆に、共働きで以前から夫はリモートワークが多く、これまでは一人で家で仕事ができていたにも関わらず、妻もリモートワークが始まってしまったことによるストレスを抱えている場合もあります。仕事をしている家庭の場合、生活音がオンライン会議中にはいってしまったり、書斎をどちらが使うか考えたり…。
少し休憩していると、仕事をしていないなら家事を手伝ってと言われてしまったり、小言を日中も言われるなんてケースも。それだけでなく、夫婦でずっと家にいることで、仕事と家庭の切り替えがなくなり、ストレスを抱えてしまいがちです。


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