「勉強すべき」「良い大学に行くべき」にとらわれた“教育ママ”への読者のアドバイスとは
子どもにはしっかり勉強して良い学校に行って、良い職業に就いてほしいと願う母。ですが、当の息子はゲームばっかりで、全く勉強に身が入らない様子。「将来のために勉強すべき」「塾に行くべき」と“べき論”で息子に向かう母に、息子は反抗をして…。
■子ども将来のことを思って入塾を決めた母
私は10歳の康太と夫の真司の3人家族で暮らしています。
私は大学受験時で志望していた難関大学に入れなかったことから就職活動では相当苦労し、就きたい仕事にはつけませんでした。
その時に学歴がいかに大切か身をもって知った私は、将来康太が苦労しないように、しっかり勉強をさせなければならないと感じています。
康太はまだテストの結果は返ってきていないと言ったものの、もう出ている頃ではないかと怪しんでいました。
さらに、テスト用紙の裏にはたくさんの裏にはたくさんの落書き。
3年生の時はここまで悪くなかったのに…。
成績が落ちたこと、そして息子に嘘をつかれたことに大きなショックを受け、感情的になっていました。
康太には塾のことを話していませんでしたが、「プロの講師から勉強を教わるべき」と考え、私は半ば強引に入塾を決めました。
康太は嫌がるだろうけれど、早く行動を起こさないと、どんどん周囲に成績で取り残されてしまい、昔の私のように後悔をしてしまうと思ったのです。
康太は乗り気ではありませんでしたが、康太に聞くことなく、私は難関中学への合格実績もある進学塾の入塾を決めました。
そして、康太は毎週月・木・土曜日通うことに。
塾に入れば、成績はなんとかなると安心しきっていたのですが…。