親が見えない子どもへのリスク… 衝撃作「家庭教師Aが全てを失った話」から浮かび上がる問題にゾクッ!
■トラブル続出…スマホが勝手に操作されてる!?
そんなこんなで、夏休みは終了。オタ彦の家庭教師期間も終わったけれど、明らかにどん子を気に入っているオタ彦から、そう簡単に逃げられるはずもありません。
一方で、どん子の周辺には“スマホ”をきっかけにしたトラブルが次々起こっていきます。
どん子から、友達宛にヒドいメッセージが届いたり。
クラスメートに“どん子の兄”と名乗る人物から電話があったり…。
そのすべては、どん子の身に覚えがないことでした。
そして…!
スマホの壁紙が、どん子という決定打。
さすがのどん子も、ついに母親に本気で相談をすることに! そこから、物語は事件解決へと一気に動き始めます。
■親の知らないところにある子どもへのリスク、どうすればいい?
物語全体を通して、オタ彦の考え方や言動がおかしいのは一目瞭然ですが、親の知らないところにある子どもへのリスクは、どのように気を付けたらいいのでしょうか。
家庭教師の選び方や、スマホの管理はさることながら、一番の問題点は「どん子親子はふだんからコミュニケーションがしっかり取れていたのか」ということ。
どん子は物語の中でたびたび母親にSOSのサインを出していますが、母親はなかなかそれに気づくことができません。過干渉になってしまうのは問題ですが、スマホをはじめ何もかもが便利になった世の中だからこそ、親子のコミュニケーションは意識的に大切にしたいもの。
その上で、我が子が親から見えないところで“想像もできないようなトラブル”に巻き込まれることもあるのだと、心に留めておきたいものです。
一見、オタ彦の言動ばかりに目が行きがちですが、スマホの危険性、インターネット社会におけるSNSトラブルや親子関係など、決して他人事ではない社会問題が詰まった本作品。オタ彦の思惑、スマホで起きた怪現象の謎、そして、オタ彦が迎える結末は…!?
ウーマンエキサイトには本作品をはじめ、子どものトラブルや親子関係について描いたエピソードが多数掲載されています!
▼漫画「家庭教師Aが全てを失った話」