進学や進級は、子どもの成長を感じられる機会のひとつ。
5月に入ると少しずつ新生活にも慣れてきて、ホッとする保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、じつは春先は
子どもが巻き込まれる交通事故が多い時期でもあるのです。
小学校への入学で「親の目が届かない時間」が増える
小学生になり、行動範囲がぐんと広がるのが「
7歳」ごろ。登下校や遊びに出かけたりなど、親の目が届かないタイミングも増える時期です。
歩行中の交通事故による死傷者数を年齢別にしたグラフを見ると、
7歳の子どもが一番交通事故に遭いやすいということがわかります。
この事実を踏まえ、こくみん共済 coopでは、「
7才の交通安全プロジェクト」を始動。みんなで子どもたちを事故から守るため、交通事故を減らすためのさまざまな研究をしています。
子どもの「とびだし」はなぜおこる?
子どもが事故に遭う原因を詳しくみてみると、きっかけの多くが「
とびだし」なのだそう。
確かに保育園に通う子どもと一緒に道路を歩いていると、急に走り出したり、かと思えば止まったり。
保護者が注意しないと止まるそぶりを見せないこともあってヒヤヒヤします。
横断歩道でも左右確認せずにとびだすこともあります…。
小学校に入学して、子どもだけで登下校ができるのでしょうか。
成長につれて注意力も養われていくはずだとわかっていても、目が届かない時間のことが不安になってしまいます。
じつは、子どもが「とびだし」をしてしまうのには理由があるんです。「7才の交通安全プロジェクト」の研究によると、大きく分けてふたつ。
□子どもの視界は大人より狭いため、周りが見渡せていない
□標識が目に入りづらく、危険を知らせるサインに気が付いていない
これらの子どもの特性から、小学校になる前から
交通安全教育を繰り返し行うことが大切だと言われています。
ハザードマップを使って交通安全への意識を育もう
そこで「7才の交通安全プロジェクト」では、金沢大学 藤生慎准教授と共同で「
私のまちの7才の交通安全ハザードマップ」を開発。
これは過去に交通事故のあった場所が表示されるマップで、住所や建物名を入力するだけで、通学路などのよく通る道を確認することができます。
お出かけ前に確認しておくことで、事故の起こりやすい場所を知ることができ、子どもたちと道路の危険性について話し合う時にも便利です。
実際の道路の様子をストリートビューで見られるので、子どもも大人も、気をつけるべき箇所が分かりやすいですね。
他にも、交通ルールをクイズ形式で学べる「7才の交通安全マップ」など、子どものためのコンテンツをサイトで無料公開しています。
交通安全教育は、マップを使用した場合とそうでない場合とで、子どもの理解度に差が出ることもわかっています。より具体的に、子どもに交通安全に興味を持ってもらう工夫がされているので、家庭でも活用しない手はありません。
交通安全の意識は、子どもに繰り返し伝えることで育まれていきます。大人も一緒に、交通事故のない暮らしを目指して学び続けたいですね。
\7才の交通安全プロジェクト/は
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未来ある子どもをみんなで守る
7才の交通安全プロジェクト
「
未来ある子どもたちを交通事故から守りたい」そんな思いから取り組みが始まった、こくみん共済 coopの「7才の交通安全プロジェクト」。
金沢大学と共同研究し、どびだしの原因やデジタル標識で子どもたちの行動は変わるのか?などの実験結果を公開しています。
交通安全について子どもたちへの充分な教育の場が必要という研究結果から、間違い探し形式で楽しく交通安全ルールを学ぶことができる「
7才の交通安全マップ」や、家の近くや通学路で事故に遭いやすい場所がどこなのか、ひと目でわかる「
私のまちの7才の交通安全ハザードマップ」も公開しています。
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文:いずみかな