コミックエッセイ:夫婦・子育ていまむかし

新1万円札が結婚式に良くないと言われる理由は? 女性関係も派手な覇王「渋沢栄一」【夫婦・子育ていまむかし Vol.26】

夫婦・子育ていまむかし

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江戸、明治、大正…と日本人はどんな子育てをしていたのでしょうか? 家族のあり方やライフスタイルが多様化している今、改めて日本の歴史を見直してみませんか! 不思議な公家のたぬ君と遊び女おこんのふたりが…

ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。

新紙幣、使ってますか?
キャッシュレス化が進んだわが家はたぶん世間一般の流れよりも遅れて新紙幣を手にしたんですがやっぱり実物を見るとおお!ってテンション上がりますね。価値は変わらないんだけど(笑)

子どもたちが気になるのはやっぱり“顔“。この人は誰?と聞かれるとスマホ検索しつつどうにか説明していたのですが、一万円札のお顔『近代資本主義の父』渋沢栄一はなんと造幣局の立ち上げにも寄与した人だそうです!
まさか自分が刷られる側になるとは思ってもみなかったでしょうね。

お金のことは俺に任せろ!
近代日本経済の父といえば

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実は以前大河ドラマで取り上げられていた時には興味のある時代ではなかったので見てなくて、実業家として成功した人ってことぐらいしか知らなかったのでこれを機に、と渋沢栄一のことを調べてみたのですが…。

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生涯で500以上もの事業や企業・団体の立ち上げや運営に携わってきたとは凄すぎる!しかも名だたる大企業や日々の生活に欠かせないインフラ事業ばかりじゃないですか!
わしら渋沢さんのおかげで生活できていると言っても過言ではないような…。

前回取り上げた高橋是清は奴隷から総理大臣になった人でしたが、渋沢栄一は百姓から武士、幕臣さらには明治維新もうまいこと切り抜けて明治政府では官僚となり、最後は大実業家に!
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幕末から昭和を駆け抜け、91歳で大往生を遂げるまで順調にやってきた感のある運にも才能にも恵まれた人なんですね。

ま、百姓と言っても野菜を作りながら藍玉製造や養蚕を兼業する商売上手な豪農だった渋沢家。幼少期から父親について仕入れのため各地を巡ったり、製造販売までの過程を実地で身につけていたことがその商才の元でした。
更に漢学に武道など、百姓の身分ながら多方面で実力を磨いていたため一橋家の家臣に取り立てられ、慶喜の将軍就任とともに幕臣にまで上り詰めた実力の持ち主。

そして何より、実業家としての思想を孔子の『論語』に求めたのも良かった。経済を回して得た富を国民と共有し社会に還元するべし、という考え方に異を唱える人は少ないですよね。

と、このシリーズがベタ褒めで終わる…なんて思ってませんよね?
おこんさんとたぬ君の白けた視線が痛いよ…?

妻と妾を同居させた?
女性関係も派手な覇王!

そうそう、どんな人にもA面があったらB面があるもの!
でもねぇ…渋沢さん、なんでも規模(というか数)が大きいんですよ!

渋沢栄一の有名なB面エピソードは…そう「女性関係が派手過ぎる」こと!

ご本人をして「明眸皓歯(めいぼうこうし・明るい目に白い歯、つまり美女のこと)以外は恥じるところは無い」と豪語されているぐらいでして…。

新紙幣を結婚式のご祝儀に使うなってのはブラックジョークとしても、実態を知ると確かにちょっと…考えちゃうところがあります。

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妻は先妻千代と後妻兼子の二人。そして妾は数知れず…二人の妻の子以外は渋沢一族として認めないとして認知されている子は17人。ってそれでも多いんですが、非嫡子も入れたら50人を超えるのではという噂もあるそう。

なんと最後にできた子、68歳のときですよ…え?正気か?
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そんな渋沢の最も酷いエピソードとしては、妻と妾を同居させていたってことでしょうか…。

渋沢の二人の奥さん、どんな思いをされていたんでしょう…ねぇ。

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