コミックエッセイ:妻だって倒れます
目覚めたときの記憶は断片的…順調に回復しICU卒業へ【妻だって倒れます Vol.16】
■ICUを出る前日…
私は、ICUの部屋の様子をまったく覚えていません。10日ほどICUにいたはずなのに、視界も狭く、霧がかかったような感じでした。
記憶も断片的で排尿・排便も自分の意思ではどうにもできなかったのに回復できるとは…。脳って不思議ですね。
入院は出産のときくらいしか経験のなかった私。初めての大病で入れられたICUは、人工呼吸器が必要なほどの入院患者さんばかりでした。
でも、人の命を扱う仕事についている看護師さんたちはいつも優しくて親切で、部屋にあった申し送りノートを実母がのぞいたら「ご家族の皆さんがとても悲しんでおられるので励ましたい」というようなことまで書いてあったと聞きました。
ここでの記憶は曖昧ではあるものの、このときの看護師さんや先生たちがいたから自分の命が今もあるのだと思うと感謝し尽くしても足りません。
絶対読んでいないと思うけど「あのときはお世話になりました! このご恩は一生忘れません!」と今も言いたいです…!
次回に続く「妻だって倒れます」(全22話)は12時更新!
本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
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