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教育費はいくらかかる? ホントに払える? 不安になったら…人気FPに教わる貯め方と「前向きになれる考え方」

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「夫婦別財布」で将来の教育費は大丈夫!?


教育費はいくらかかる? ホントに払える? 不安になったら…人気FPに教わる貯め方と「前向きになれる考え方」

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また、前野さんが指摘するのが、共働きの家計管理の難しさです。「子どもの教育費に備えて家計を管理したいけど、夫(妻)側のお金の出入りがよくわからず、困っている」という家庭は、意外と少なくないのではないでしょうか。

▼夫婦の財布の管理が大事ってどういうこと?

共働きが当たり前になった現代ですが、収入源が2つあることが支出入を把握する難しさを引き起こしており、家計管理において「ありがたくも悩ましい」状況を生んでいます。

本書では、そんな共働き家庭の家計管理方法を「支出分担派」「金額分担派」「一人分の収入で生活派」の3つに分類し、それぞれの特徴と改善策を紹介しています。

教育費はいくらかかる? ホントに払える? 不安になったら…人気FPに教わる貯め方と「前向きになれる考え方」

「教育費の不安にこたえる本」(日経BP)P125より



(1)【支出分担派】


夫は住居費と水道光熱費、妻は食費と教育費、などと支出を大まかに分けているこのタイプは、実は合計支出を把握しにくく、3タイプの中で一番、お金が貯まりにくい傾向あり!

このタイプは支出口座をそれぞれ1つずつに整理し、2つで管理していくのがおすすめ。「通帳を見るだけで確認できる状態を作ると、家計管理のストレスがなくなり節約効果大ですよ」と前野さんはアドバイスします。


(2)【金額分担派】


夫婦それぞれの収入額に応じて負担金額を決め、共通の家計口座に入れる管理方法。「それぞれ収入の6割を入れる」といった方法で、自由度が確保できて不公平感が少なく、ストレスが溜まりにくいのがメリット。

一方で、貯蓄が手薄になりがちなリスクも。しっかり「将来」に向けて積み立てられるような金額設定をすることが肝心です。


(3)【一人分の収入で生活派】


夫(妻)の収入で生活し、妻(夫)の収入は全て貯蓄に回す、といった家計管理の方法。一人分の収入が確実に貯まるので、もっとも貯蓄額が増えやすいタイプ。

ただし、家計の管理が夫婦のどちらかに偏りやすいリスクも。二人が納得できるよう「見える化」し、「年に1回、二人の財産を整理して振り替えましょう」と前野さんは提案しています。

Point:夫婦の財布をどう管理するかは、教育資金を考える上でも重要です!


iDeCoを活用し教育費を捻出する裏ワザ


教育費はいくらかかる? ホントに払える? 不安になったら…人気FPに教わる貯め方と「前向きになれる考え方」
さらに本書では、iDeCoを活用して教育費を捻出する裏ワザやNISAの活用法、生命保険や医療保険の考え方、住宅ローンとのバランスの取り方、ひとり親やフリーランスの場合など、一般論ではなく「わが家の教育資金」を考えるために必要な情報が懇切丁寧に紹介されています。

本書を読んで大学までの教育費を掴んでおき、ざっくりとわが家の貯蓄プランを立てれば、漠然とした不安は払拭できるはず。子どもの教育費について少しでも気になることがあるママは、この機会にぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

※本記事で紹介する情報は、2025年4月時点のものです。



\ ご紹介した書籍 /

『教育費の不安にこたえる本』(前野 彩 著、日経BP)1,870円(税込)
教育費はいくらかかる? ホントに払える? 不安になったら…人気FPに教わる貯め方と「前向きになれる考え方」
「教育費はいつ、いくらかかる?」「大学費用の貯め方は?」「中学受験や海外大進学にわが家は対応できる?」…。未就学児から大学生までの教育費の不安や疑問に大人気FPがマルっと回答!高校&大学授業料無償化、NISA、iDeCoの最新情報も網羅。

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