2億円を横領したのは誰!? 自分にかけられた容疑と、真犯人の意外な本性とは…
■取り調べの結果、ミホの容疑はどうなる!?
その後、警察への協力でサチが過去携わった金銭書類や情報を収集し、被害全容を明らかにする作業に追われます。
通常業務に加え、サチ担当業務の割り振りもあり、あっという間に全員が激務。残業、終電続きの毎日に、婚約者・サトルから「忙しいのは分かるけど、メールくらいは返してほしい」といったメールまで…。
そんな社内がバタバタな状態で、新聞一面掲載日がやってきました――。
本部から上層部が来てマスコミ対応に追われ、外は一日中マスコミや野次馬に取り囲まれ、人が動くたびにフラッシュが点滅…。
被害に遭われたお客様は、報道により事の顛末を知るのですが、そこで思いもよらない反応が起こります。
普段はニコニコしており、物腰柔らかいサチから「クソが」という耳を疑う言葉が…。
本当のサチはどれなのか、なぜ犯行に及んだのか、なぜミホを共犯者と仕立て上げたのか。ミホへの疑いは晴れたものの、サチへの疑念は深まるばかり…。