2億円を横領したのは誰!? 自分にかけられた容疑と、真犯人の意外な本性とは…
■「人を信じる」とは何か?
本作品は「人を信じるって?」をテーマに、「人が信じられなくなるミホ」と「人を信じたいのに信じられないサチ」、それぞれの思いや葛藤が描かれています。
作中でサチが備品を盗んだことを知った同僚は「あんな真面目な子が…」「信じられない…」という言葉を発しました。
各々が心のどこかで「サチはこういう人」というイメージを持ち、期待しているからこそ、そうではなかったときに裏切られたと感じてしまい、周りは混乱し、ショックを受けたのかもしれません。
期待は、時に人をやる気にさせたり前向きな気持ちにさせてくれますが、状況によっては重く捉え、負担に感じることもありますよね。もしかするとサチは、そんな周りからの期待に息苦しさを感じていたのかもしれませんね。
ますまゆさんの「2億円横領事件に巻き込まれました。」の後半には、サチという人物の本当の性格や犯行に至った経緯などが描かれています。ぜひチェックしてみてくださいね。
>【1話から読む】2億円横領事件に巻き込まれました。
※本作品は、読者の体験をもとに作者が創作したフィクションです。